好きな展開
「この時の泉ならあるいは…
ルルが生まれない時を目掛けて…」
時の泉に入り、過去の自分とその妻を探す
「あれは、、もっと昔か…」
探す。探す。
「あ、あれだ…」
みつけ、その過去に入る…
「…そうか、あの時の黒い男は俺だったのか…」
過去の記憶が蘇る。
「じゃあ、ここで何しようと無駄じゃないか」
あまりに酷い
「だが、この未来があるのはここで妻が襲われたからだ…これは、仕事、だ」
過去の妻に切っ先を向ける
「…やめておこう。こんなことしてもいつかの俺がまた遅いに来るだけだ…」
大人しく過去のゲートに入った瞬間、背中からものすごく引っ張る力が加えられた。
「な、なんだ!?」
ビュウォオオ
パッッ
そこは、時の泉だった所。
今になっては何も無い。
「ルル?お前ら?」
旅をしてきた仲間たちもいない。
「あれ、あっれ、あれぇー…….」
頭を抱え込み、その場にへたり込む
「やっぱり、妻を襲うべきだった」
震える声を絞り出す
「な、なにも、無くなった…ルルも、旅も、、」
だんだんと人が集まってくる
「時の泉、まさか、、ここまで…とは…」
人々は、知っている言葉で喋らない
「なんにも無くなった…な、なんにも」
いつの間にか、警察という役職に付けられるような人もやってきた。
ここで旅は終わりだ。
何も救い出せず、ただ、自分だけが取り残されたのだ…過去を変えようとしなければ、最後の最後仲間と散れたかもしれないのに。