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本職がある人こそ、地方で大志を抱こう!ー畑をもたない農家の誘いー

1. 畑を持たない農家の存在意義

2020年は全国の農園に生かされた年でした…。1人の時間が苦手で、上半期は気が滅入りそうでしたが…農家さんから届く旬の食材を調理して友人に送りつけるという趣味を編み出し、心身のバランスを崩さずに過ごせました。これがまさに、遊撃農家の醍醐味です。

また、googleやzoomを駆使すれば、遠方からでも産地を鼓舞できることを再確認できた年でもありました。オンラインイベントで新たな遊撃先と出会えたり、販促商品の選定〜発送までの全行程を遠隔で対応できました。


2. 本職の特技が通用する範囲を仮設検証する

さて、2021年の遊撃農家は、遊撃仲間(=本業に加えて地方の産地をサポートする人)が増えていく仕組みが創れないかなぁと、野望を含ませています。

というのは、昨年多かった相談が「応援したい生産者や産地があるけど、本業もあるのでどこから支援を始めればいいか悩んでいる…」だったことが背景にあります。

遊撃農家は継続して同じ農園に通うことで、農産物への知識や農作業技術をじわじわ高めています。活動を続けるほど育っていく長期プロジェクトです。

活動時期は農作物の収穫期(1~2か月)に絞ることも可能です。本業との距離感を掴めれば、小さく始められると思います。

ただ、遊撃農家に興味をもってから始めるまでの道筋を仕組み化できず、相談を受けても現場に上手く巻き込みきれていないのが現状…。

農業に精通していなくても、本業以外の場所(地域)で発揮してみたい技がある方にこそ遊撃農家おすすめしたく…踏ん張りたいところ。

今年はLINE@も使って、遊撃情報をシェアしていこうと思います!ぜひとも遊撃仲間に👩‍🌾!

✉️LINE@『遊撃農家はら農園』✉️
https://lin.ee/d3r5SvU

3. 2020年の遊撃地域一覧!

全6地域を遊撃してました…!
今年も季節感のある暮らしを送りたいな〜👩‍🌾

🦪1~2月 牡蠣@宮城県石巻市狐崎浜
 :小ぶりの牡蠣は、味の濃さや歯ごたえの良さからパスタやオイル漬けとの相性抜群!ですが、漁協だと安価に取引されてしまうのが歯がゆく…オンライン販売に初挑戦しました。


🍊4月 甘夏クラブ@オンラインコミュニティ
 :甘夏の可能性を探るべく、結成されたクラブでした。(甘夏は藏光 俊輔さん)旬を味わいつつ、会員さんとも交流できたので緊急事態宣言下でも寂しくなかったな…

🦐5月 シャコ@宮城県石巻市狐崎浜
 :緊急事態宣言を受け飲食店等の営業自粛が進み、シャコの取引価格が低迷。食材の品質と無関係な市場価格を静観していられず、オンライン販売で支援させてもらいました…応援ありがとうございました!

🍒6月 さくらんぼ@山形県さくらんぼ東根市
 :採ったさくらんぼを畑で箱つめし、ヤマトにそのまま持ち込む!コロナ禍で遊撃農家完結型のサポート手法が生まれました。

🍇8~9月 ぶどう・梨@東京都東久留米市
 :過去最短の2週間で完売…。地元の農園を調べて、直接買いに来るお客さんが多かったそう。買い手と距離が近い都市部の農園ならではの購買パターン。興味深い。

🍓9月 いちご@栃木県足利市
 :いちごの苗の植え付け作業を丸2日かけてお手伝いして、腰が砕けました。粘土質の土壌で、棚上げしていない農地は堀江いちご農園ならではでした。

🍄10月 きのこ狩り@山形県月山
 :伝聞のみで継承されるきのこの群生地にお供しました。食せるか否かは本で調べるアナログさに震えましたが、狩猟本能が自然と掻き立てられるキノコ狩り、面白いです。

🍊11~12月 早生みかん@和歌山県有田川町
 :人生初、みかん農園を遊撃しました!斜面栽培が多くを占める有田みかんの力強さと、農園毎に味が異なるみかんの奥深さにハマりました!

📦 📦 🎁
 
 
【遊撃農家とは?】
繁忙期に収穫を手伝いつつ販売の助っ人も担う、畑をもたない農家のこと。「ナリワイをつくる」の著者、伊藤洋志氏が提唱しているナリワイの一つ。農地を持たずに産地を鼓舞する方法を探究しています。

旬を起点に農地とつながる暮らしは、とても豊かで楽しいです。食卓と農の距離が近いと、小さな特技や、生きる知恵が自然と身につくからです。皆さんとあれこれ暮らしの楽しみをシェアする場づくりが私の生きがいです。
 
 
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