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2泊3日、さくらんぼ遊撃レポート![6月:山形県東根市さくらんぼ農園]

平日は都内で会社員をしつつ、週末は全国の農園を飛び回る「遊撃農家」をしているハラと申します!

ナリワイ遊撃農家は、農産物の販売援助に加え、猫の手も借りたいほど忙しい収穫期に農作業のお手伝いもしています。

SNSはどうしてもぶつ切りな情報になってしまうので、農園での遊撃模様を時系列でお伝えしてみます。こちらでは、さくらんぼ「佐藤錦」の一大産地である、山形県東根市での様子をレポートしてみます。

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・・・では、スタート!

1日目:6月19日(金)

8:15 「おいしい山形空港」に到着。
この日は県外移動の解禁日。メディア関係者が空港の出口に駆けつけており、大量のフラッシュを浴びることに。思わぬ大歓迎を受ける。

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8:30 レンタカーを借りていざ農園へ。
今年は、畑を丸ごと担当させていただいた。収穫したさくらぼを間髪入れずに選別・箱つめするという、農園完結型の発送モデルを実践することに…。

もう4年目ですが、毎年さくらんぼの美しさに感動する。

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10:30 黙々と収穫しては、箱つめを繰り返す。傷んださくらんぼは除けるが、サイズや色による選別作業は省く。理由は、色が赤い=甘いとも限らないため。高級なさくらんぼを手に入れやすくする工夫の一つ。

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12:30 お昼休憩!遠征時の楽しみの一つ。
この日は地元のお母さん方が、地元の食材でつくる総菜定植が食べられるお店「デリカコンタ」へ。

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店主の方とおしゃべりしていたら、なんとお宅訪問する流れに…。築100年越えの立派なお家。この時期の手しごとである「笹巻」もごちそうになりました。

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※笹巻き…端午の節句(5月5日)に合わせてつくられる山形の行事食。浸水したもち米を入れ、笹で包みいぐさで結ぶ。熱湯でゆで上げた笹巻きは、きな粉や黒蜜につけて食べる。地元の方の定番おやつだったそう。


14:30 寄り道しながらもさくらんぼ収穫再開!
だんだんと手馴れてきて、作業もスピードアップ。この日は、3人で20キロ以上収穫。

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16:00 発送!さくらんぼをヤマトに持ち込む
ヤマトの受付時間ぎりぎりになると、さくらんぼ発送行列ができる。農園ごとに箱のデザインが違うので、見比べて楽しみながら行列の時間をつぶす。

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17:00 東根温泉街の宿へ移動!
農作業後の温泉は格別。夜は、昨年発見して遊撃メンバーに好評だった地元の居酒屋さんへ。この日も常連さんでほぼ満席。キープボトルの量から分かる、地元に愛された名店。

23:00 夜食にさくらんぼを食べて就寝!

🍒 🌿 🍒

2日目:6月20日(土)

6:00 起床!もちろん朝食はさくらんぼ

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7:00 筋肉痛は気のせい。収穫スタート!
分け与えられた農園へ。早速、2日目の作業スタート。昨日より腕の上がりにくいきがするところを無視して、狩り続けます。

11:00 1名増員しての作業でスピードアップ!
この時点で15箱は超えていた気がする。

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12:00 とりそば大行列につき、にしん蕎麦!
息抜きで集合写真を撮ってみる。プロモーションも自走を目指す。

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16:00 ヤマトに持ち込み!昨日よりさらに混んでいる…。

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19:00 毎年恒例!ひつじやへ🐑
このために頑張っていると言っても過言ではない。自家飼育100%ジンギスカンが楽しめる名店。これぞ究極の知産地消、贅沢…。本当に美味しいのでおすすめです。

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3日目:6月21日(日)

7:00 最終日!3日目は午前中いっぱい狩る!
来年、仲間入りを検討している品種「紅さやか」も収穫。こちらは佐藤錦の受粉樹として活躍するが、収穫まで手が回らないことも多い…。甘みも味も濃いので、加工用としての可能性も大きい。

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12:00 箱にメッセージを込め発送!また来年!
さくらんぼの上ぶたに、一筆いれる。家族や、なかなか会えない遠方の友人にメッセージを込めて発送できるのは遊撃農家の特権かも。

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13:30 山形新庄で開催されているマルシェへ

会場は、蚕糸試験場新庄支場をリノベーションして開園した「原蚕の杜」。建物がすごく立派で、かわいい。

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手をかけ育てられた地元の野菜、こだわって作られた食べ物、素敵な雑貨や小物が揃う市場。6次産業化に励む地元のお母さんたちのドレッシングが驚くほど美味しかった。

15:30 東京へ向けて、新幹線で帰路へ…
例年、山形帰りの新幹線はさくらんぼの箱を持った人で賑わう。しかし、今年はコロナの影響もありほぼおらず…。

さくらんぼの行方はというと、農協や市場になります。つまり、例年よりも供給が増え、例の如く市場価格が低迷してしまいます…

さくらんぼは、ほとんどの工程が手作業。さらに高所作業によるリスクが高いため、単価も高い。となると、売価の下落は農園の存続自体にも影響が出てきます。

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高齢化や、さくらんぼ栽培の難易度の高さから離農者も増えているそう。

近い未来、国産のさくらんぼがめちゃくちゃ高級品になるか、そもそも手に入らなくなるかも…それは悲しすぎるなぁ。。。

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\\さくらんぼ(紅秀峰)受注中!//

『佐藤錦』よりも約2週間ほど遅れて収穫される品種です🍒知名度のある『佐藤錦』に比べて大粒!果肉が硬く歯応えがあり、酸味が少なく糖度が高い事が特徴。

7月5日(日)には締め切る。旬は短し!
https://docs.google.com/forms/d/1UZTFn2_37d6xkjI1xG7gE_FsEGesf3fPbRUsRY0mJsQ/edit#responses

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とにかく粒が大きい!食べてみて、率直な印象は「大粒さくらんぼ」といったところでしょうか。お中元の贈答品として価値が高い期待のサクランボです。

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