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社会人大学院へ入学した話~その3

兵庫県立大学MBAに入学した話の続きです。
前の記事では、入学手続きまでの話をしました。
今回の記事では、開講前に行われたオリエンテーションの話を書き留めておきます。


1 概要

経営専門職専攻の新入生一同が一斉に集まります。
総勢45名程度。地域イノベーションコースも、中小企業診断士養成課程も、医療・介護マネジメントコースも一斉集合です。
オリエンテーションは、カリキュラムの意義や内容、履修方法、学び方、大学設備の利用方法等を教えてくれます。
全体説明が終わると、地域イノベーション(診断士含む)と医療・介護コースは別々に別れ、導入講義をそれぞれ行います。
ここで沢山のパワーワードをいただきました。

「自学自習をしてください。何しろ勉強してください。」
「ここは大学院です。」

教授のお言葉

オブラードに包まれた言葉が多かったですが、他にもたくさんのパワーワードがちりばめられていました。このログには、軽めの言葉だけ書き留めておきます。
はい、もう吐きそうです。研究について行けるよう、鋭意努力します。

2 授業時間と予復習の考え方

授業は1コマ90分×15回に加え、16回目に試験が行われ、合格すれば2単位修得となります。
そして、各科目とも、おおよそ講義時間の2倍の時間を目安に予習・復習に充てることを心がけてほしいとのこと。これは文部科学省の考え方によるものだそうです。
となると、2単位の講義の場合、予習・復習・講義時間を含めると90時間必要になります。
修了所要単位数は36単位ですので、履修科目は18科目、これを18カ月間で1,620時間の勉強が必要となります。
うち、講義時間は432時間だとすると、自習は1,188時間となります。これを1か月あたりに換算すると66時間、1日平均で2.2時間必要となります。

いや、想像していた以上にきついスケジュールです。私は要領良くない方なので、もう青ざめています。。。

3 論文執筆について

これは受験前から認識していましたが、兵庫県立大MBAでは「商大ビジネスレビュー」に掲載する論文を執筆します。修士論文はMBAの修了要件ではありませんが、論文執筆はします。
公表されている論文を見ていただければわかるのですが、どれも内容が濃いです。そして業務の参考になります。そしてそして!これは自分の名前が晒されることを意味します。つまらない論文を書きでもしたら、一生の恥となります(教授陣はそんなこと許さないでしょうが)。手を抜いたら、黒歴史です。

で、「これを私にかけるのか?」という自問自答を受験前からしていました。
「いや、無理っしょ、いや、でも書けるようになったらまた仕事の考え方が変わるかもしれない。自分に新たなスキルが身につくかもしれない。いやいや、やっぱり無理!!」と、何度も何度も自問自答しました。

でも、入学してしまいますので、もう逃げられません。腹をくくろうと思います。いや、論文のことを考えると、もう胃がキリキリします。。。

4 同期生の属性

医師が多いのかなと思っていましたが、想像とは異なり、多職種で構成されていました。医療と介護は総勢15名でしたが、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、PT/OT、臨床工学技士、事務、事業代表者と、バランスよく分かれています。なんとなくですが、同期で1つの事業所を立ち上げることができそうな職種構成でした。
また居住地もバラバラで、数名は神戸市内から、数名は市外県内から、そして半数以上は県外から来られる方で、中には関東から毎週通われるという強者もおり、とても驚きました。
遠方から来られる学生の皆様の熱意をもらい、私も自分を奮い立たせようと思います。

そして、皆さんとても賢そうで、ついていけるかどうかが不安です。。。

5 スタートアップ講義

数名の教授の皆様から、さっそく講義を受けました。
内容は基本的な経営の考え方とか、分析の手法を体験してみるといったものでした。
さらっと講義に触れたり、グループワークのようなものをした限りでは、自分は学部生感覚なんだな、と感じました。
「ここは大学院です。」
と先生がおっしゃいましたが、まさにそれを意識して研究しなければならないと感じた次第です。

6 課題の提示

MBAといえばやはり毎週求められる課題です。
まずは開講までに指定図書3冊を読むこと、そして3カ月以内に5冊、その他6冊ほどの参考図書を読むことを求められました。シラバスで示されている教科書や参考図書とは別のくくりでです。
早速、メルカリとKindleで3冊の指定図書を手に入れ、ようやく読破したところです(中身を理解できたかどうかは別の話)。
学生証を受け取ったら、AmazonStudentにクラスチェンジし、学割の恩恵を受けてから参考書をポチポチしていこうと思います。

7 終わりに

こんな感じにオリエンテーションを終えました。
私たちの場合は15時頃にオリエンテーションが終わりましたが、中小企業診断士養成課程の方々は、さっそくロングな講義を受けられておりました。
来週からは、いくつかの科目でその養成課程の方々と一緒に講義を受けることになります。我々とは違い、すでに中小企業診断士の1次試験を突破されている方々なので、彼らの経営に関する知識レベルは高いです。彼らとのディベートに参加できるよう、気を引き締めて予習・復習をしていこうと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。



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