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じぶんなりのブッダ

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ブッダのことばをじぶんなりに受け止めてみます。
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2020年5月の記事一覧

目の前には二つの道がある。 一方は利益を得られる道。もう一方は安らぎへの道。

ブッダのことば 『愚かな人』 眠れない人にとって夜は長く、疲れた人にとって道のりは遠い。 同じように、善い生き方を知らない人にとって生死の道は長く遠い。 社会に出て、もしも自分より優れた人や同等な人に出会うことがなければ、もうきっぱりと自分なりの道を進むべき。下手に人に合わせようとすることはない。 私には子供がいる、私には財産がある、といって愚かな人は悩む。 この自分自身でさえ、自分のものでないというのに、どうして子供が自分のものだなんて言える、ましてやどうしてそれらが

蜜蜂は花を傷付けることなく蜜を得て、飛び去っていく

ブッダのことば 『花』 蜜蜂は花を傷付けることなく蜜を得て、飛び去っていく。 また花粉を持ってきて、花に恵みを与えている。 あなたがどこかを訪れるときには、そうするといい。 麗しく艶やかに咲く花でも、香りの無いものがあるように、善く説かれたことばでも、それを実行しない人には実りがない。 麗しく艶やかに咲く花で、しかも香りのあるものがあるように、善く説かれたことばも、それを実行する人には、実りがある。 よく学んでまた実りある日々を過ごすといい。そうしているうちに人としての

心が傷つけば直し、ざわつけば律し、そうやってより強く強く

ブッダのことば 『心の扱い』 心は動揺し、ざわつき、すぐに傷付き、すぐに乱れる。 賢い人は、これを直しまっすぐに保とうとする。 弓矢職人が矢柄をまっすぐに保つように。 心は捉えられるものではなく、ざわつき欲しいままに動く。この心を律しようというのは善いことである。心を律していられると、苦しむこともなく、安らかでいられる。 心は見えるものではなく、繊細で欲しいままに動く。賢い人はこの心を護る。心が護られていれば、苦しむこともなく、安らかでいられる。 この身体は水瓶のよう

善いことをする人は、この世で喜び、来世でも喜び、二度に渡り喜ぶことができる。 自分のすることに幸福感を感じてはさらに喜び楽しむ。

ブッダのことば 『悪いことをすることと善いことをすること』 悪いことをする人は、この世で悩み、来世でも悩み、二度に渡り悩むことになる。 自分のすることに罪悪感を感じてはまた悩む。 善いことをする人は、この世で喜び、来世でも喜び、二度に渡り喜ぶことができる。 自分のすることに幸福感を感じてはさらに喜び楽しむ。 悪いことをした人は、この世で後悔し、来世でも後悔し、二度に渡り後悔する。 悪いことをしてしまったと後悔し、地獄に落ちて報いを受け、また悩む。 善いことをした人は、

山が風に揺るがないように

ブッダのことば 『魔が差す』 この世界には楽なものだけだと、あまりよく考えず、好きなだけ食べ、怠けて生きていると、魔が差し、ついに起ち上がれなくなる。 樹木が風に倒されるように。 逆にこの世界には苦しいことばかりだと、深くよく考え、食事も節度をもち、信念を持ちつつ一生懸命生きていると、魔が差すことはなく、もう倒れることはない。 山が風に揺るがないように。

怨みに対して怨みで応えることは、ついに怨みがやむことはない。怨みがやむには怨みを捨てること。

ブッダのことば 『怨むこと』 あいつはずるい。あいつのせいだ。という思いを抱く人には、怨みがついてやむことはない。 逆にそうは抱かない人には怨みはついてまわらない。 怨みに対して怨みで応えることは、ついに怨みがやむことはない。怨みがやむには怨みを捨てること。 これはもう永遠の真理だという。

言葉も行動も心から生み出される。

ブッダのことば 『心から』 言葉も行動も心から生み出される。 もし汚れた心から話したり接したりしてしまうと、その苦しみはその人についてまわる。 足跡がいつも自分の後ろについてくるように。 もし清らかな心から話したり接したりしていると、きっと幸せもついてくるだろう。 影がその人から決して離れていかないように。