【俺にはダンスしかない】ワンダンスが最高に面白すぎるので読んで欲しい叫び

タイトル通り
2020年おすすめの漫画です。kindleで一巻無料の時におすすめ作品に出てきたので試しにダウンロードしてみたのですが、一気に全巻(4巻しかないけど)購入せざるを得ない作品でした。

1.ワンダンスとは
アフタヌーン連載のダンス漫画です。
吃音の主人公、小谷花木(カボ)君が、ダンスに没頭する湾田光莉(ワンダ)と出会い、ダンスの授業はメタメタだったカボ君は、ダンス部へ入部! 
ダンスの楽しさがわかるほどにどんどん上達し・・・という内容です。

2.なぜ面白いのか
・主人公の魅力

吃音の方は残念ながら自信なさげ、の様に思われてしまうことがあると思います。
カボ君は実際には言葉が出にくいだけで、しっかりと自分を持っている、言わなきゃいけないときはめちゃ頑張って伝える、
という強さを持っています。もちろん周りからの目に悩んでいるようですが、
友達からの助けに頼るばかりでなく、自分で試行錯誤する様子も見受けられます。
この特性はお話のメインであるダンスにも活かされ、ズブの初心者から周りに一目置かれるような存在に成長している最中です。
まあ、成長早すぎる感はありますが、高身長で運動神経悪くなく、持ち前のストイックさがあるので納得しておきましょう。細けえことはいいんだよ。

高校生の部活もの(?)の主人公としては珍しい設定だと思いましたが、
なかなかどうして、ちゃんと主人公しています。私の中では彼の魅力がこの作品での一押しポイントです。

他の主要メンバーにも軽く触れると、

ワンダ(メインヒロイン)
 ダンスの申し子。カボをダンスに導く存在だったが、今後は切磋琢磨する パートナーになりそう。

恩ちゃん(ダンス部部長)
 インストラクターも務めるプロ級ダンサー。田舎のダンス部にダンスの本 質を伝えようとしている。読者にダンスを説明する係でもある。

伊折(唯一の男子先輩)
 ダンスの求道者。ダンスはバトルが本番の意識で部活に出てなかったが、 カボたちの入部で変化が。カボを導く係はワンダから伊折に移行してる感 じ(まあ普通男子同士で仲良くなるよね)

・絵の魅力
ちょっと変わった線の細さ?とでもいうのでしょうか。独特の線を引かれる作者だなと(多分女性?)
この線がダンスという題材と非常にマッチしております。
躍動感の一言で済ませるのは嫌なのですが、他に表現方法知りません。。
女子キャラは普段は可愛いのですが、ダンス中はすんごくカッコいいです。
カボや伊折は言うに及ばずカッコいい。
カボと友人で、「女子をエロい目で見てない?」「最初はちょっと…」みたいな会話がありますが、まさにその通りで、カッコいいんですよね女子が。

・部活ものとしても魅力
部活の枠を超えた活動もあるので、「部活もの」の括りから出るところもあります(昔の漫画だと、ハーレムビートが公式バスケとストリートバスケどっちもやってた、みたいな?)
雑に乱暴に分けると恩ちゃんと一緒に部活編、伊折と一緒にダンスバトル編、みたいなところでしょうか。書きながら思いましたが、あんまり無理やり分けなくてもいいですね。。
部活ものといえば、若人が本気で何かに打ち込む熱い青春漫画ですよね!
ワンダンスは間違いなく熱い青春です。某ジャンプ漫画的な青春とはもちろん違いますが、吃音になって将来への不安、言葉は不要で表現できるダンスとの出会い、自分が賭けるのはこれなんじゃないか、と真剣に打ち込むカボ君を応援したくなります。
そして同じ志をもつヒロインに惚れると、甘酢っぺえなあ。。

3.いやいやダンスとか興味ないし
心配ありません。恩ちゃんが説明してくれます。
私もダンス?エグザイルのこと?くらいの認識です。私はハードロック/ヘヴィメタ好きの、ダンスミュージックとはかけ離れた音楽的嗜好の人間ですが、今となってはちょっとyoutubeでダンス動画見てみたりするようになりました。
一口にダンスといってもジャンルは多岐に渡るようです。HIPHOP、HOUSE、POPPINなどなど。世界レベルのPOPPINのダンスを見てみましたが、人間じゃねえレベルの凄さでした。

結論

ダンスに興味がないそこのあなたにもおすすめです。読めば勝手に興味湧いてきます。

とりあえず買いましょう。この作品に打ち切りなど許されない。

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