父のフィルムカメラ
「昔使っていたフィルムカメラとか、家にあったりするかな?」
父に聞いてみた。
「うーん…どうだったかな?一眼レフならあったと思うよ!」
そう父は答えたが、私は絶対に家にあると思って聞いた。だって、うちの父は物がなかなか捨てられない人だから。
母に同じ質問をしてみると…
「あるよ!!ちょっと待ってね。」
と即答。
さすが母!家のことは何でも知っている。
写真が趣味というわけではないし、型番的なものもわからなければ、フィルムカメラの使い方もうろ覚えである。
けれど、一時期でも我が家の思い出作りに貢献してくれたこの子を、、
また使ってみることはできないだろうか。。。
そんなことを、ふと思い、父と母に聞いてみた。
小さい頃の記憶だと思うが、このカメラを首からぶら下げている父の姿を思い出した。
(カメラのレンズを覆っているカバーを、父がパカっとあける動作が、幼い私には面倒くさそうに見えたなーと。そんな記憶がよみがえってきた。)
正月に実家に帰るので、その時に私が連れて帰るからねと父と母に伝えた。
きっと分かりやすいところに置いといてくれるはず。
まずは、修理にださないと使えないかもしれないが、新しい趣味になればいいなと思っている。
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