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ひとつのモノを長く使う、次の人へ手紙のように想いも引き継ぐ。


今の時代はネットを使って、簡単に使わなくなったものを、次に必要な人へと届けることができる。

「次の人へ届ける」

考えてみると、単に不用品を売るのと、大切にしていたけど、使わなくなったモノを手放すのって、自分の中で重みが違うなって。


自分が大切にしていたものは、次の人にも大切に使ってほしいと思う。
モノと一緒に、所有していた人の想いも引き継げるといいんじゃないかと思うようになった。

友達のお父さんの話。

結婚してまもなく、憧れのポルシェを買った。しかし、子供が生まれたので家族みんなで乗ることができ、荷物もたくさんのせることができる車にしてほしいって奥さんに言われたそうだ。

なくなく手放すことになったポルシェ。

中古車屋さんに売りに出してから、まだ売れてないよね。どうかな?と連日、中古車屋さんのサイトをチェック。ついに売れた時には、本当に寂しかったと話していた。


売れるまで見守るくらい、この車のことが大好きな人が使ってたって知ったら、わたしが買う立場だったら迷わず選んでしまうと思う。

そして、わたしも大切に使ってますと、車に想いを託したい。

同じように、車を手放すことになったら、次の人にも思い出の一部を伝えて、大切にしてねって伝えたい。


そうすることで、たくさんの愛が循環する気がする。




昔のベンツに乗っているおじいちゃんがいる。
深いグリーンの車で、なんと1988年製!わたしと同い年!

そんなに大切に長い間乗っているんだと、愛を感じる。

しかも!
2桁ナンバーだから、なおさら素敵。


わたしも自分が生まれた年の車にのってみたい。誰が最初にこの車を運転したんだろうか。どんな道を走ったのだろうか。そんな想像をするだけで、わくわくする。

そして、、もし、自分の前にその車に乗った人からの手紙でも入っていたら、過去の…その人と同じ景色を共有してるかもしれないとも感じられるし、同じように未来の人とだって繋がれるかもしれない。


長くなったけれど、そんな理由でモノと一緒に使っていた人の想いも引き継げる場所があったら良いなと思った。

車だけでなく、建物とか家具とかも。





ひとつのモノを長く使う、次の人へ手紙のように想いも引き継ぐ。


なんとなく、そうなったらいいなと思ってることを言葉にしてみた。

わたしなりに考えた、未来のためにできること。

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