事実婚について、覚え書き

今朝、朝の情報番組「スッキリ」で事実婚の
特集があり、私と旦那の話題も大きく取り上げて頂いたようです。

動画を全部見ていないのでどこが使われたかはよくわからないのですが、
昨日電話取材で答えた内容を整理のためにセルフ文字起こししておきます。

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▼なぜ、事実婚を選択したのでしょうか?(経緯・事情)

特別な事情はなく、自分たちにとってはそれが自然な形に思えた。
強いて言うなら、名字が変わると膨大な手続きが
発生するので、面倒で気が進まなかった。
名字を変えることに、昔は憧れていたけれど、
いざ現実になった時にデメリットしか思い浮かばなかった。
(※会社関係の書類は名義変更でお金がかかるものも多い)

▼2人のどのようなお話からそのような形になったのでしょうか?
2人の意見は、すぐ一致したのでしょうか。

4年間一緒に暮らしていて、
特にこれまで何の手続きもせずにきたけれど、
私もアラサーになって、結婚についてのインタビューが増えた。
その時になんで結婚しないのか、とか
相手がいないのか、とか質問される度に曖昧な答えしか出来ず、
関係性をオープンにしたいという気持ちがあった。

意見はすぐに一致した。

▼元々、事実婚というものは、知っていましたでしょうか。
 何で知りましたか?

もともとネットなどで見て知っていた。
事実婚を選択している夫婦の話を直接聞いたこともあった。

▼区役所では、どのような手続きを取られましたか

区役所に行って、「事実婚したいです」と言ったら
職員の方が、自分と相手の本籍地にお互いが
独身かどうかを電話で確かめてくれて、
独身だということが判明したら、
住民票の私の欄に妻(未届)という記載がついた。

▼事実婚では、いい部分がある反面、子供が出来た時の手続きが複雑だったり、配偶者控除の対象にならなかったり制限されてしまう部分については、どう思いますか。

特に今のところは子供もいないし、不便は感じていない。

配偶者控除は配偶者の年収が103万円までしか適用されないので
そもそも対象外。

自分で稼ぐ女性が増えている世の中でこの制度自体
時代と合っていない感じがしている。

私は発信することが仕事なので、不便があったら、それもネタになるし、
そもそも制限があることはおかしいと思う。

▼そして、今回なぜ公表しようと思ったのでしょうか。

彼の仕事が特殊なので、変に他の人から漏れ伝わって
触れてはいけないことみたいになるのはよくないと思った。

(★に続く)

▼公表について、周りの方は何かおっしゃっていますか ?

周りは思ったよりも温かく受け入れてくれているけれど
ネット上ではバッシングもあって、
「彼に籍をいれてもらえないかわいそうな人」など、
事実とは違う、憶測が拡散されている。

事実婚は結婚ができない人や愛人がするものだと
思われているフシがある。

けれど、同じ境遇の人からエールも貰っている。

※実際、スッキリ放送後の反応はあたたかいものが多かった気がする。「新しい結婚の形」とか、「これから新しい時代なのでは」なんて、嬉しい言葉も見かけた。(ネガティブな反応もあることはもちろん知っているけれど、もっとたくさん石を投げられると思っていたので同じ境遇の人や、若い人からの支持は思った以上に多くて、嬉しかった)

▼今後、事実婚が広まって欲しいなどありますでしょうか

事実婚が広まるかどうかは
どっちでもいいけど、偏見はなくなってほしい。

ネガティブな印象がある人が多いのか、
「なんでちゃんとした結婚をしないの?」
と言われたりするけど、

これも一つの選択として
自然に社会に受け入れられたら嬉しい。

▼その他、話しておきたいことなどありますか?

事実婚のデメリットを一つ上げるとしたら、
周りに言う機会がなく、結婚のように祝ってもらえないこと。

私達は一ヶ月前に手続きは済ませていたけれど、
公表して、世間から夫婦として1セットで見られることによって
初めて「一緒になったんだ」「夫婦なんだ」と実感が湧いた。

結婚式もしないし、指輪も買う予定は無いのだけれど、
大切な人には、人生の伴侶を紹介したいので、
事実婚も、結婚と同じように周囲に認めてもらえる機会が
あればいいと思った。

夫婦としての実感は、二人で過ごしている時よりも
周りから「夫婦」として扱われることで芽生えるので。

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★の部分について。公表するにあたっての、もう一歩踏み込んだ説明を
note購読者の皆様にだけ、シェアさせていただきます。

(全体公開にしたくないので有料記事にしていますが、有料でここだけ読む価値はあまりないかと…いつも読んでくれている方へのメッセージを書いています)

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