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未経験からエンジニアになるために最適なポートフォリオの作り方

未経験からエンジニアとして採用されるには「やる気だけはあります!」ではなく「この程度のスキルを身に付けました。これからも頑張ります!」と目に見える形で証明する必要があります。その手段がポートフォリオです。

しかし、いきなり何か作れと言われても悩むと思います。僕も悩みました。

そこで、実際にポートフォリオを実績に就職した経験を元に「何を作るべきか」を考えてみたので、書き留めておこうと思います。

制作時に意識すべき4つのポイント

さっそくですが、結論です。
以下のポイントをなるべく満たすように意識しながら作ってみてください。

▶️ 1. 自分が欲しいサービスを作る

「こんなのあったら嬉しいけど誰も作って無いな...」を作ります。

どんなにニッチなサービスでも、自分が求めているということは、世界中の誰かしらも求めている可能性が高いです。

むしろ、ニッチを攻めるべきだと思います。みんなが求めているサービスは企業が参入しているので、大資本が投下されたサービスと競い合うことになってしまいます。

それに、自分が欲しいサービスを作った方が「モチベーションが保ちやすい」ですし、開発者もユーザーの1人になるので「細部にこだわりが生まれやすい」のでメリットが多いです。

▶️ 2. 行きたい会社や業界に合わせる

これといった趣味や興味、活かしたい経歴がある人向けの戦略ですが

行きたい業界に関連するサービスを作れば、選考時に説得力が増して有利になるので、趣味や経歴を活かした企画をすると良いです。

また、明確に行きたい企業が決まっている人は、その企業で採用されている技術を使ったり、ミッションやビジョンに沿ったサービスにすることもとても有効な戦略だと思います。

たとえば株式会社noteのミッションは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。」なので 創作に役立つサービス を作って、少しでもミッションの達成に貢献する。といった具合です。

▶️ 3. みんなに使われるサービスを作る

ポートフォリオは、限りある人生の時間を数ヶ月も投下して作ります。
どうせなら、なるべく多くの人に使って貰えた方が嬉しいですよね。

それに、ユーザー目線で機能やUIを作り込む姿勢は評価されやすいですし、機能を実装するだけでなく、プロダクトについて本気で考えられるエンジニアになるための貴重な経験になると思います。

▶️ 4. 汎用性の高いサービスにする

多くのWebサービスに「記事の投稿」や「いいね」など、共通している機能があります。全く違うジャンルのWebサービスでも、機能はほとんど同じであることもあります。

幅広く使われる機能を自分のポートフォリオに実装しておくと、少し手を加えるだけで別のサービスの開発時に活用することが出来たり、業務等でその機能を実装する時に経験が活かされます。

過剰に意識する必要はないですが、オリジナリティの強い珍しい機能よりは、汎用性の高い機能を詰め込んだ方がお得です。

最後にアドバイス

難しそうに感じられたかもしれませんが、実際にエンジニアになった人が必ずここまで深く考えられたポートフォリオを作れている訳ではないです。

「もし出来たらより有利になる」という話なので、出来る範囲で取り入れてみてください。みなさんの就職や転職が上手くいくことを願っています!

それと、サービスの企画段階では、機能は最小限にしたほうがいいです。
機能で欲張ると、完成まで時間が掛かりすぎてしまう可能性があります。

ポートフォリオ完成間近の自分の方が、今より知識も経験もあります。
機能追加の判断は未来の自分にやらせる方が合理的だと思います。複数社の面接を受けながら、選考中の空いた時間で機能追加することも可能です。

また、ポートフォリオが完成したら、サービスの説明や機能を紹介する記事を書くと良いです。履歴書などと一緒に添付することで、分かりやすい実績になります。

おちゃマルの餌代にします