バズるための写真検証:take2
前回に引き続いて検証を続ける。
写真その1
前回()の反省点をふまえ、論理的な目的を持って撮影した。
主題の明確化(A)、主題以外の徹底した排除(B)、補色を使った強調(C)を意識しつつ、ストーリー性の付与にも手を出した。
(A)〜(C)に加え、背景の玉ボケ+色味を映画風にすることで固有の空気感を作り出してみた。現状の私が出来得る限りの渾身の一作だ。
理屈上は隙がなく、これはバズるわ!
と思って投稿したが、思いのほか伸びなかった。寧ろ不調だった。これを分析してみる。
写真その1が伸びない理由
理屈上、狙ったことはできたと自負できる。
一方で、本質に立ち返った時そもそもこの被写体はそこまで映えないよねということに、気づいた。
全体的に暗く、下部の葉の質感をいじったせいもあって、まるで工業製品のような冷たい印象が強い。物悲しくて侘しいようなネガティブな印象を受ける。
花を被写体にする時、特に InstagramのようなSNSでは、美しさだけでなく、ポジティブな印象を与える写真のほうが(当然ながら)評価される。
この基本原理を忘れてはならないようだ。
物悲しい工業製品のようなお花に❤️はつかない。
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