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拝啓。偉大なるアルバート・エリス様【キャリコンサロン編集部】

「人は性格を変えられない。それでも人生を変えることが出来る」という理論で、キャリアの世界にも大きく影響を与えたアルバート・エリスについてお話します。

皆さん、こんにちは。
じゅんじ@50歳からのキャリアコンサルタント です。国家資格キャリアコンサルタントとIT企業マネージャーとの二刀流で活動しています。

キャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加させていただいています。
私は水曜日担当です。

今週のお題は「好きなキャリア理論」です。

今回は私の好きな理論のひとつである「イラショナル・ビリーフ」を提唱した心理学者アルバート・エリスのことを共有します。

今回はちょっと趣向を変えて、お手紙スタイルでお送りしようと思います。

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金木犀の甘く爽やかな香りが漂いはじめました。秋ですね。

そのような中、貴方の提唱した「イラショナル・ビリーフ」にはいつも大変お世話になっております。

ある出来事によって辛い思いをしてしまう原因は、出来事そのものではなく、出来事の捉え方である。

という考え方は、キャリアコンサルタント試験の論述試験でも大いに活用させていただきました。

さらには「イラショナル・ビリーフ」を修正するためのABCDE理論についても学ばせていただき、それをnote記事として発表もさせていただきました。

もしよろしければ、こちらの記事も読んでいただけると嬉しいです。

貴方は幼少時代、大変不遇な環境で育ったと伺いました。

父親は長く家を空け、母親も家事も育児もほとんどしない環境で育ち、ついには両親が離婚。

そのような環境で育った貴方はどうすれば最悪な状況をうまく活用し、よい人生を送れるようになるかを考え始めたのですね。

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さらに貴方は20代の時にひどい人見知りという悩みがあったそうですね。

貴方はそれを直そうと決意し、100人以上の女性をデートに誘うという行動を起こされた。

ほとんど振られたそうですが、その体験を得て人見知りを克服したという伝説には驚くばかりです。

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その後、貴方はコロンビア大学で臨床心理学の博士号を取得され、当初主流であった精神分析を主体として活動されたそうですね。

ただ、治療に時間がかかる精神分析手法に嫌気がさし、貴方は短時間で治療が可能な独自の心理療法の開発に挑まれた。それが、

Rational emotive behavior therapy 
(論理療法)

であり、その根底となる考え方が「イラショナル・ビリーフ」なんですね。

貴方の理論は現在の日本の「認知行動療法」として活用されることが多く、精神疾患や、メンタルヘルスの向上のために広く使われています。

さらにはキャリアカウンセリングの世界でもこの理論は「認知的アプローチ」手法として幅広く活用されているんですよ。

私も貴方の理論は非常に気にいっています。

何か良くないことが起きるとすぐに物事を悪い方に考えがちですが、物事の捉え方を変えて未来を明るく生きていきたいと思います。

残念ながら貴方は2007年に93歳でお亡くなりになりましたが、貴方の提唱された理論は今後も長きにわたって活用され続けると思います。

貴方の提唱された理論のますますのご発展をお祈り申し上げます。

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いかがでしたでしょうか?

アルバート・エリスの理論に関する書籍もいくつか発行されていますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

余談ですが、キャリアコンサルタントの試験勉強している時は「エリスの理論」と習っていたので、何となく女性だと思い込んでました。

外国の方の名前って難しいですね…

ではまた!

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