婚約指輪の価値とは?
結婚後、夫婦で結婚指輪(マリッジリング)をつける人は多い。人によっては婚約のタイミングで婚約指輪(エンゲージメントリング)を送る場合もある。
婚約指輪は一般に高級であり、安くても10万円台、高いと数百万、数千万と際限がない。
今回婚約指輪を検討するに当たり、まず婚約指輪の価値について考えた。
婚約指輪を購入する場合の一般的な流れ
一般的には、プロポーズの際に男性から女性に婚約指輪を贈ることが慣習になっている。
人によってサプライズで用意したり、花束等でのプロポーズ後に一緒に買いに行ったりする場合がある。
婚約指輪はダイヤが引っ掛かりやすいなど取り回しが悪いこともあり、特別な時にのみ、また婚約指輪と重ねてつける人が多い。
歴史から見る婚約指輪の意義
※ 歴史は諸説あると思います。あくまで適当に調べたサイトから引用するものなのでご了承下さい。
婚約指輪の起源
諸説ありつつも、紀元前の頃から古代ローマや古代エジプトで婚約の証としてリングを送っていたらしい。素材は麻の紐だったり粗末なものも多かったが、次第に革なども使われるようになったらしい。ただ、円の形は象徴としての意味があるみたいである。
現在のようにダイヤを送るようになったのは、15世紀に皇族の結婚に際しダイヤモンドが贈られたのが起源らしい。
すなわちそもそもただの慣習で、物品や素材・石など特に条件などはないようだが、
思っていたより歴史は長く、願いを込めて「永遠の象徴」である指輪を交換する、ということには意味がありそうだ。
ダイヤモンドリングの普及
王族だけでなく一般人にも19世紀〜欧米で広まり、
日本では更に後になる1960年頃からパール指輪が送られるようになり、70年頃にダイヤのCMをきっかけに普及したそうだ。
永遠の愛の象徴としての婚約指輪
あくまで解釈の問題だと思うが、一般的に言われている「意味」は以下のような感じである。
リングであること
薬指にはめること
ダイヤであること
プラチナであること
資産としての婚約指輪
ダイヤモンドやプラチナは希少で価値があり、売れると言われる。本当にそうだろうか?
答えはほぼNoだと考える。
適当にメルカリで探すと出てくる。定価22万→6.6万でも売れてない
新品未使用で売れても30万→5.8万
すなわち、現実的なグレードのリングでは、ダイヤモンドやプラチナ自体の価値としては高々新品価格の1/5程度にしかならない。通常の店での買取価格を考えると更に半分程度ではなかろうか。
婚約指輪に中古を渡す人はほぼいないだろうし、ファッションでブライダル専門のブランドのリングを付ける人も少なかろう。
ジュエラーが購入してリメイクすればまた別の価値が生まれるかもだが、ダイヤそれ単体では一般人には加工もできないただのきれいな石なので、
価値はそこまで大きくはない。
※ 希少性の高い大きなものなどは別
ダイヤのグレードもこだわると値段は指数関数のように上がるが、実際の資産価値はそれに追従するわけではない。
ジュエリーとしての婚約指輪
ジュエリーとしては一定の価値があると考える。婚約指輪でなくともダイヤはきれいで、つけたい人もいるだろう。それが中古で購入する人の意図ではなかろうか。
そして人気のジュエリーにはブランドはつきものである。見た目だけではなく、気分も高揚させてくれることもある。
例えば適当に「ティファニー 中古 ダイヤ」みたいな感じで引っかかった以下の商品を見てみる。
ティファニー ハーモニーパヴェ、0.32 ct, E Color, VVS1で、227,700円で売られているがまだ売れていない。
近いグレード(0.31 ct, E Color, VVS2)でみてみると、こちらの新品価格はだいたい63万円である。
※価格の見方は過去に別のnoteに書いたのでご参考に
半分以下ではあるものの、やはりティファニーのリングとして、強気の価格設定がされているように思う。CartierやVan Cleef & Arpelsなどでも同様にそのぐらいの価値の下がり方ですむと思う。
ダイヤモンドのジュエリーをつけたい人にとっては、リングによっては一定の価値がある。
先日、婚約指輪の価値なんてダイヤだけだろうと大声で電車で話していた人がいたが、
先述の通りダイヤ自体価値よりも全体的なジュエリーとしてや、ブランドの価値の方が大きな割合を占める。
ハリーウィンストンとかに行くとダイヤの品質を激推しされるが、少なくとも一般人からして、定量的に同じグレードのダイヤの品質がダイヤモンドシライシと10倍違うとは到底思えない。
目に見えない価値
プロポーズにダイヤを送れるタイミングは、一生に一度しかない。結婚後、再度婚約指輪を渡そうと思っても渡すことはできない(意味合いが変わる)。
※1回しか結婚しない場合
金銭的な面で言えば、20歳のときに渡すよりも40歳のときに渡したほうがお金はあるだろうし、より高級なものを渡せるであろう。
しかし、20歳でバイトを頑張ってためた20万円の指輪と、40歳で貯金のうちの1%を使って買った20万円の指輪は、資産価値は同じでも意味合いは違って、それは渡される人にとっての価値になる。
「〇〇の好きなブランドの指輪、ちょっと高いんだけれど、好きな人のために仕事を頑張ったよ」「おばあちゃんになっても似合うような、大きなダイヤをプレゼントしたいな」
「〇〇は明るくてかわいいから、それに負けないように、パヴェのキラキラの指輪にしたよ」
って、そういうストーリーが、婚約指輪の1番の価値じゃなかろうか。
ストーリーは人それぞれ存在すると思う。そもそも婚約指輪だって別に必要条件ではない。「一生に一回はバンジージャンプしたい」と言っていたならそれでも良いのではなかろうか。相手に大事にしている思いを伝え、一生に一回のストーリーを、思い出を、作ることが大切だと考えた。
自分の最終判断
以下に自分の場合の最終判断を記す。
選ぶ上で参考にしたサイトとかを書いている。
個人的な内容も含むので、有料にさせていただく。
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