仲の悪い仲間

花道と流川（スラムダンク）
ナツとグレイ（フェアリーテール）
ゾロとサンジ（ワンピース）
……など

彼らはいつも喧嘩ばかりしている

見方によっては仲が良いとも捉えられるが

少なくとも今、私たちが生きる現実世界での
友だち、仲間の形とは大きく異なる

現実社会での友だちの関係性は
相互に依存し合っていると思う

その関係性は実は脆く
小さな亀裂から壊れてしまいかねない

そして
仲間と友だちの境目が曖昧にもなってしまっている

よって仲間なのに本気でぶつかり合えないという
関係性になっていることが多い

冒頭に挙げた人たちは
友だちではないが仲間である

だからこそ思ったことを言い合える

お互いの関係性など、どうでもよく
チーム、ギルド、自分たちの船のために
本気でぶつかることができる

仲間の形は
それが理想的であると思う

もちろん、友だちとして仲が良くても
言い合えるならそれに越したことはないが

もし、仲が良いことが原因で
気を遣って本気で言い合えないのなら
それは仲間としては良い関係性ではない

だから、私は現代社会においては
むしろ仲が悪いくらいの仲間の方が
上手くいくのではないかと思う