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【資料】小池都知事定例記者会見(2024年4月12日)文字起こし 〜学歴詐称疑惑関連〜

(注)小池都知事の学歴詐称疑惑に関連する質問と答弁を抽出した。

記者 幹事社、東京新聞のナカヤマと申します。
 冒頭、私の方から2点をお伺いいたします。
 よろしくお願いいたします。
 1点目ですが、元都ファーストの会事務総長の小島敏郎さんが、先日の文藝春秋で2020年6月に駐日エジプト大使館のFacebookに掲載されたカイロ大学長の声明、これ知事がカイロ大学を卒業したという内容になっております、これについて告発をされております。
 これによりますと、この声明文は、小島さんが発案して別な人物が文案を作成し、それに自身が修正を加えたと、推測なりますがとした上で、知事側から大使館側に依頼して掲載された、またカイロ大学が自発的に声明文を作成したことはほぼありえない、知事が声明文を自ら作成し疑惑を隠蔽しようとした、などとする内容になっております。
 この内容につきまして、知事ご自身の認識および受け止めをお願いいたします。

知事 はい、あの記事が出たということについては、承知をいたしております。
 あの、何度も申し上げてることなんですが、そもそもが、あの、大前提が違うわけです。
 あの、卒業していないというふうに言っておられるけれども卒業をし、そして大学がその卒業を認めている、すでに卒業証書と証明書、これはですね、この場でもですね、あのお伝えをしてきてることなんです。
 「卒業証書」というのは額に入れてもいいようなもの、それから「卒業証明書」というのは、そのたびに、あの、必要なとき、就職とかそういったときに必要な証明書として出されるもの、この2種類、あの、すでにお伝え、皆さん、公にしてきたものでございます。
 で、え、そして、さらにはこの記者会見だけでなく、都議会などでもこれれについて説明をしてきたということであります。
 今も、あの前の、このなんて言うんでしょうか、皆さん、騒いだと言いましょうか、その時が2020年の6月で、ちょうどあの知事選の直前だったんですね、毎度毎度そうやって選挙のたびにこうした記事が出るっていうことは、そもそも残念なことであります。
 それから、例えば、あの、皆さんが大学卒業をしたということをどうやって卒…、証明されますか。
 どうされますか、、、
 誰が証明するんですか、、、
 (笑みを浮かべ、記者に答えを促す)
 どうぞ。

記者 大学の証明?卒業の証明、、、大学に聞くっていうことが一般的になるかと、、、

知事 一般的というか、大学でしょ、はい。
 ですから、あの大学の卒業を証明するというのはお友達でもなく、親でもなく、自治体でもなく、大学が証明をするということであって、それを何度もそれ公にさせていただいてきたということであります。
 え、そして、あの大学の声明文ですけれども、カイロ大学の当局が、あの、意思を持って出されたものというふうに、認識をいたしております。
 ですから、大学が証明を何度もしてきているわけで、え、それについて、他の方が、詐称とかっておっしゃってるのが、分からないですね。
 はい、以上です。

記者 あの、知事自身がこれまで、あの証明書出されたっていうことはある程度理解してるところなんですけど、今回のこの指摘について、その声明を、あの、何か作るように文案を作るように指示したというような中身が今回言われてるんですけど、その辺についてはいかがでしょうか。

知事 いや、あの大学が証明してくれるということがあの重要なポイントでございます。
 え、そういったことから、あの、基本的には大学が当局が意思のもとで、発出されたということに尽きるというふうに思います。

記者 分かりました。ありがとうございます。
 えっと、2点目に移らしてください。2点目は衆議院東京、え、衆議院補選東京15区の方になります。
 (以下、略)

記者 NHKのナカムラです。
 すいません、あの幹事社の質問にありました、文藝春秋に関してなんですけども、今回の記事ではですね、小島氏が、知事にカイロ大学に声明を出してもらってはどうかと提案してからわずか3日後で、カイロ大学の声明が公表されたと、そこについてあまりにも早すぎるということで、あの疑念を示しておられます。
 (小池知事が声を出して笑う)
 これについては、どう受け止めますか。

知事 そもそも私自身の卒業というファクトがもうすでにあるわけでございます。
 それに、あの、カイロ大学が意思を持って発出されたということかと思います。
 ですから、そこから調べるとかなんとかではなく、もうすでに、何度も、あの、皆さんの支局の方々も、そのたびに、皆さん大学にお聞きに行ってる、いらしてると思うんですよね。
 うん、ですから、そのまずファクトがあって、そしてそのあの、必要なことを発出をするというのは、それはベースがあるからこそスピードがあるというふうに思います。

記者 記事についてなんですけども、6月6日からですね、6月9日、Facebookに公表されるまでの間に、知事サイドからですね、カイロ大学やそのエジプト政府側に何かこう発出してほしいというような働きかけをしたことはございましたか。

知事 あの、大学大学当局の意思のもで発されてわけでございますので、まずそこのところが、あの主体はそちらであると、そして大使館であるということでございます。

記者 テレビ東京、ノナカと申します。
 すいません、関連で、確認させていただきたいんですが、小島氏にその相談をしたっていう事実はあるんですかね、6月6日に。
 この文春の記述だと、6月6日に困っていると相談したとあるんですが。

知事 困っているという相談ではなく、え、基本的にえ証明書を出しても、皆さん、また、あの、卒業証書を出しても、ここがおかしい、あそこがおかしいということは、多分皆さんも卒業証書を前にして、これはおかしいんじゃないかと言われた時は、何らかのアクション取ろうと思いませんか。
 はい、で困っているというのは、きちんとしたものを出しても、皆さんが、あ、皆さんというか、そこに対して疑念を作られて、それに対してどうするかっていうのは、対応すべきだというふうに思っておりました。

記者 その時に小島氏からカイロ大学から声明文を出した方がいいんじゃないかっていう話はあったんでしょうか。
 覚えていらっしゃいますでしょうか。

知事 あまり鮮明には覚えてませんね、はい。

記者 あとすいません、もう1点です。
 A氏にその文案を依頼したというふうに書かれているんですが、それもないということでしょうか。

知事 基本的に、何を証明するかっていうのは、あの、え、もう最初から分かってることではないでしょうか。
 卒業したという事実、ということですね。

記者 依頼した事実はないっていうことでしょうか。

知事 もう何を証明してもらうかという話であるならば、もう項目は分かっていることだというふうに思います。

記者 失礼します、最後の1点です。
 何度もその卒業証明書をメディアに対して掲示されたということですが、改めて今回会見でまた提示するとかですね、あと都議会に対して提出する予定お考えはありますでしょうか。

知事 それってこれまでも何度もやってきたことなんです。
 そこでまた同じ話が繰り返されるということの、それこそが、カイロ大学も困ってると思います、はい、ですから…

記者 証明書は手元に持っていらっしゃらないんですか。

知事 え?

記者 持っていらっしゃるってこと…

知事 だから証明は、卒業証書は持っているし、え、証明書は、え、これは随時、お願いをすれば出してくれるという性質のものです。
 皆さんも多分就職の際とか、何らかの時にはそうやって大学から取り寄せられるんじゃないでしょうか。

記者 ありがとうございます。

知事 普通に考えていただきたいと思います、はい。

記者 朝日新聞のホンダです。
 えっと衆院15区補選の関連でお伺いいたします。(以下、略)

記者 日本テレビのアカダです。
 すいません、先ほどから繰り返しの質問で恐縮なんですけども、先ほど小島氏の提案については詳細は覚えてらっしゃらないとのことでしたけども、この声明文及びこの卒業をめぐる議会対応に関して小島氏であったり、その記事に出てくる元ジャーナリストのA氏、あるいは樋口現千代田区長などに、対応を小池知事の方からご依頼したということはないでしょうか。

知事 本件についてはかねてより色々の方々にご相談をしております。
 そして、いろんな、あの、提案なども頂いてきているわけでございます。
 そういった観点から、あの、いろんな方が、あの、いい意見などもお出しいただいたということであります。

記者 知事の方からご相談をされてその上で知事からその声明文に関する依頼みたいなことを対応を依頼するてことはあったんでしょうか。

知事 あの、先ほどから申し上げておりますように、基本的にこれはカイロ大学が唯一証明を、卒業の証明をしてくれるところでございます。
 そしてまたその内容は証明をしてもらうということでありますので、それはもう自明の理だというふうに思います。

記者 ありがとうございます。
 すいません、最後に1点、改めての念のための確認になるんですが、知事としてはカイロ大学をご卒業されていて、以前提示していただいた卒業証書に関しても申請のものであるということで間違いないでしょうか。

知事 当然であります。

記者 分かりました。
 ありがとうございます。

記者 東京MXです。
 先ほど知事から話がありました明後日告示の目黒区長選についておうかがいします。(以下、略)

記者 夕刊フジのウノと申します。
 よろしくお願いいたします。
 知事のカイロ大の卒業をめぐる文春報道についてお伺いたいんですけれども、まずこのタイミングで小島氏が告発された理由というのを、知事はどうご覧になっているのか。
 先ほど選挙の前になるとたびたびこういう話が出るというふうにおっしゃってたと思うんですけど、そのあたり知事の見解伺いたいというところが1点とですね、あと今回のことは今回の報道について否定されているわけなんですけれども、今後あの小島氏側や文春なんかに訴訟など法的措置を取るということはお考えでしょうか。
 やっぱり有権者の方にもあのまだ疑念があると思いますので、そういった説明の仕方もちょっとあるのかなと考えるんですが、ちょっとご見解をお聞かせください。

知事 あの、夕刊フジさんにもこの点について何度も私、あの、書かせていただく機会を得ております。
 しかしこうやってまた、選挙の直前に、目前にいたしまして、出てくるということについてはあのどうぞ、書かれた方にお聞きいただければというふうに思います。
 そして、また何度も明確に申し上げておりますように、私自身卒業をし、そしてそれを唯一証明する大学がそれを認め、証書を出し、証明書を出し、ということをずっと続けていて、それが理解がいただけないっていうことは、むしろ、この困惑をする部分多いですね。
 そしてまたそれについてはしっかりと、あのこれまでも何度もお伝えをしてきたということでございます。
 これについて、これからもしっかりと確認をしながら対応を決めていきたいと思っております。
 はい、ありがとうございました。
(知事退席)


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