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ウーパールーパーの卵

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あなたの理論がどんなに美しいか、あなたがどんなに頭がよいかは関係ない。 実験と合わないのなら、あなたの理論が間違いだ。
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#マルチタスク

SEQUENCED VERSES

はじめに 【 人材育成 】はどの会社にとっても、重要な課題だと思います。社員がどんな人物に育つかが、会社の命運を分けると言っても過言ではないでしょう。  たとえば『商品』であれば、ターゲット層やデザイン、制作工程さえ決まってしまえば『同じもの』を作れます。工場のライン生産だけでなく、ネットサービスなんかも『型通り』になっています。  しかし、【 人材育成 】となるとそうはいきません。商品を作るような感覚では『人』の育成を行うことはできません。商品開発のノウハウは『まったく通

PDCAを”逆回転”させよ

Greg Mathieson Project - I don't Know  社会で昔から使われているフレームワーク『PDCA』は、  Plan(計画)  Do(実行)  Check(評価)  Action(改善) のことです。  ”計画が先”にあり、そのあと行動していく中で”計画に合う”ように改善していく手法ですね。製品の生産工場などで決まりきったことをやる場合には絶大な効果を発揮します。戦後の日本はPDCAにより復興することができたと言ってもいいかもしれません。

『逆は利』 と 『逆張り』

【逆張り】 株の売買の際に使う証券業界の用語。 世間の常識や主流と反対の策をとること。  α… 川の流れは絶えないなら、もとの水ではない  β… 川の流れは絶えるなら、もとの水ではない  γ… 川の流れは絶えないなら、もとの水のまま  δ… 川の流れは絶えるなら、もとの水のまま  社会人にとって『成果を上げる』ことは大切なことです。自身の【能力の証明】になりますが、それと同時に【社会への貢献】を表す指標となります。  【能力の証明】とは、『自分が認める』ことです。  【

『という』ということ

SWITCH WHICH  書籍や記事は『文章』を書きます。子供でも理解しやすく、あまり頭を使わなくてもいい文章から、科学や哲学など、専門知識が必要な難解な文章まで、書く人によっていろんな表現方法で書かれています。  『どんな文章を書くのか』は、書く人の経験や知識・性格などによる『主観的』なところが大きいのですが、『どんな人に向けて書くのか』は、読む人に合わせる必要があるので『客観的』なところも必要になります。これらのバランスの良い文章が理想ですが、そのバランスを取るのが難

マルチタスクは万能ではない

序 山紫水明の理 「この人、マルチタスクができる人だな」 1. 三原色  仕事をしていると時々、そんなことを思わせる人に出会うことがあります。経験や慣れでできるようになった人、思考錯誤した末にその方法を見出した人、なぜか最初からサクサクできる人など、様々なマルチタスクプレイヤーがいますね。  経験や慣れでできるようになった人は、いわゆる「体で覚えた人」です。作業を繰り返すことで体がその動きを覚え、「成熟」した人です。  思考錯誤した末にその方法を見出した人は、体で覚え