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暗闇でしか見えぬものがある。暗闇でしか、聴こえぬ歌がある

先日久々にTOEICを受けました。

細々と英語学習を続けているため、定量的な評価が欲しくなり思い切って申し込みました。

TOEICでいい点とったって喋れるようになるわけではないですが日本ではTOEICの点数は高い方が有利に働くため昇進や転職の役に立つので受けて損はありません。

今回TOEICを受けた理由は大きく2つあります。

・強制的に英語の勉強を継続させるため
・自分がまだまだ出来てない事を認識するため

頑張れない自分の背中を試験を申し込んで強制的に押し、自分の実力を確認して凹ませる。荒療治に感じるかもしれませんがそうでもしないと英語学習は続きません。

英語学習は本当に長いトンネルの中を歩いてる感じです。いつまで経っても話せるようになる気がしない。TOEICのスコアも伸びない。

普段使わないならもうやーめたって経験ありませんか?

私は何度もあります。
勉強しても上達しない。実践する機会もないし作ろうとしない。

業務で英語に触れてた時の方が成長スピードは早かったです。読み書きだけでなく実際に話しているとそれなりにコミュニケーション取れるようになります。

もちろん相手がゆっくり喋ってくれているということもありますがうまいこと話そうと考えすぎて言葉が出てこずフリーズすることは無くなります。

それなら地道に勉強することなんてしないで英語必要になったら勉強すればいいのでは?と思うこともあります。

これからの時代英語が使えた方がチャンスは増えるということは以前のnoteにも書きました。

前向きに勉強できるようになるのが理想ですがチャンスを掴むために勉強を続けるのってやはり難しいです。

日常的に英語なんて使わなくたって生きていけるからなおさらです。

最近はスマホがあれば翻訳もあっという間です。ChatGPTの登場で利便性はさらに向上しております。

外国人観光客のお困り事のサポートはスマホがあれば解決出来る。それは間違いありません。

では本当に問題ないでしょうか?

皆さんはカルロス・ゴーンさんを覚えていらっしますか?

本当にあった怖い話になるかもしれませんが新しい上司は外国人って突然訪れます。

社内資料は日本語だけでなく英語で作る必要が出てくる。英語でプレゼンしなければいけなくなる。そんな恐怖はこれからの時代起こりえます。

「誘致の岸田」によって海外企業が日本に進出してくることがさらに起きる可能性もあります。

変化の激しい時代は何が起こるのか分かりません。コミニュケーションの取り方も劇的に変わるかもしれません。

我々はそんな時代を生きていかなければならないのです。

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カムカムエヴリバディというNHKの朝ドラをご存じでしょうか?

3世代のヒロインたちが紡ぐ100年の壮大な物語。単身赴任だった私の数少ない楽しみとなったドラマです。続きが気になってネットで調べまくったのは久々の事でした。

私の生まれ故郷である岡山県が最初の舞台だったのも嬉しかったです。ヒロイン3人が素晴らしいのはもちろんのこと、脇を固める方も素晴らしく初めて知った松村北斗さんは本当に男前でした。

さらにルイ・アームストロングを初めて知るきっかけとなりました。ドラマ内で何度も出てくるOn the Sunny side of the Streetは繰り返し聞いておりました。

とにかくお勧めのドラマです。見たことない方はぜひ見てほしい!

このドラマで松村豊さん演じる伴虚無蔵という大部屋の役者として切られ役を20年余りやっている方が出てきます。

彼の名言にはとても勇気づけられました。

心に残った名言があります。

「日々鍛錬し、いつ来るともわからぬ機会に備えよ」

 NHK連続テレビ小説 カムカムエヴリバディより

日々の積み重ねから逃げたことがある経験は誰しもあります。私も何度もあります。その経験があるからこそ響く言葉です。

人間はそんなに簡単に変われるものではありません。怠惰な生き物です。日々の鍛錬が簡単に出来るのであればそれは才能かもしれません。

でも自分を変えられるのは自分しかいません。

自分が変わりたいと思い、日々の鍛錬を続ける。逃げずに積み重ねていくことでチャンスを逃さず手にする。

いきなり大きな成果を求めてはいけません。TOEICがいきなり400点から900点まで上がるなんてレアケースです。

小さく始めて0.1でも成果をだす。

小さな成果を繰り返し挙げて積み重ねて大きな成果と同じにする。

地道に繰り返して継続していく事が大事です。


伴虚無蔵の名言は他にもあります。

「どこで何をして生きようと、お前が鍛錬し、培い、身に着けたものはお前のもの。決して奪われることのないもの。一生の宝とせよ」

NKH連続テレビ小説 カムカムエヴリバディより

夢破れた弟子へはなむけの言葉として送っているのです。こんなこと言われたら号泣します。

人生は思うようにいくことばかりではありません。失敗なんて数えてられないくらい経験することでしょう。どうしても耐えられなくなって逃げてしまうことだって時にはあるでしょう。

でも努力して身に着けたものは無駄になりません。固執してはいけませんが完全に捨て去る必要もありません。

一時的に封印していつか求められる時が来れば使えばいいのです。新しい知見と組み合わせることで新しい知見を作り出してもいいのです。

あなたが日々の鍛錬で身につけたものはあなただけの宝物です。

誰もそれを奪えない。奪ってはならない。

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人生は長く険しい道です。

順風満帆な事ばかりではありません。

失敗してどん底に陥る事もあります。それでも人生は続きます。

闇の中をもがき苦しみ光のある方向へと歩いていく。

その先に確かな幸せがあると信じて顔を上げて進む。

カムカムエヴリバディで伝えたかった言葉

「ひなたの道を歩く」


どうか苦しい時は辺りを見回してください。暗闇の中でも見えるもの、聞こえる歌があります。

決してあなたは一人ではありません。力になってくれる方はいます。

光を見つけたら苦しみながらも歩いてみてください。


歩いた道があなたのひなたの道となる事を信じて



今回もお読み頂きましてありがとうございます。今週を乗り切ればGWがやってきます。五月病にならないためにもしっかりと休んでリフレッシュしましょう!


以上、ご安全に!






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