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スポーツと教育。体育会系イコール忍耐力だけみたいな脳筋は終わりにしよう

スポーツは人を育てるのか。

体育会系向けの就活イベントが開催されるのは、体育会系の人材をとりたいという企業の需要があるからだろう。つまり我々には需要がある。
スポーツには共通して魅力がある。
スポーツだからこそ身につけられるスキル、教養がある。せっかくスポーツを続けてきたのなら自分たちの強みは理解しておきたい。なんとなく厳しい環境にいたから忍耐力があるんだ、という感じだけで私たちの深みのある強みを見過ごしてはいけない。
それを知ってこそ価値を最大化できる。
なぜ私たちには需要があるのか?
勝手ながら啓蒙します。

スポーツは高速で成功と失敗を循環させることができる。ミスを数えきれないほど経験してもまた挑戦する。"出来なかったことができるようになる"これがスポーツ最大の魅力だとそう思う。応援する人たちもそれまでの頑張ってきたストーリーから一瞬の成功に歓喜する。失敗から成功までのプロセスを高速で何度も経験することでリバウンドメンタリティを発揮してきたよな。

生きていればそこには必ず人がいる。何か問題があるとしたらそこにも人がいて大抵の場合コミュニケーションで解決することができる。競技でも大会のエントリーが自分だけなんてそんな話はない。必ずライバルがいて、競うからこそスポーツがある。対戦相手であっても、チーム内競争でもだ。ーー試合に出るためには、勝つためにはーーそうやって課題を見つけては実際に行動するまで落とし込む。
つまり自己分析し課題解決する力は自然と身についている。コーチやチームメイト、セルフトークでもコミュニケーションを重ねることで自己分析、他者分析、課題抽出力は身に付いているよな。

稀に天才と言われる人がいて、才能に恵まれたプレーヤーも存在するが、ひとつのことに打ち込んできたという点ではみんな同じだ。そんな私たちが共通して成果を出してきたことは小さな成功の積み上げだろう。努力してちょっと上手くできるようになって、また少しスキルをあげる。
この"小さな成功体験の積み上げ"をたくさん経験した私たちは努力は裏切らない。とまで断言はしないが、無駄ではないことを知っている。
この成功体験はきっと人生においても諦めないとか忍耐力に繋がるよな。

こんな素晴らしい武器を身につけた私たちは自信をもっていいよね。
ただしこの武器はそれぞれの価値観という基盤のうえに成り立つ。ハイパフォーマンスを発揮するためにはーーどう在りたいか。何に幸せを感じるのかーー自己理解を深めることでどっしりと構えられる。スポーツで育んだことを生かして社会で戦うならしっかり武器は何なのかと装備していこう。
それぞれが輝くために。