いまさらブリダイクリア
『ポケモンブリリアントダイヤモンド(以下ブリダイ)』をクリアした。
わかっている。いまさらである。
発売日に買ったのにほぼ5ヶ月過ぎてからのクリアだ。
2個目のバッチを手にいれてずっと放置していた。
買って遊び始めて3時間ぐらいで新しいゲームのわくわくやドキドキが一旦落ち着く。
落ち着いてもすぐ再開する熱量があればいいんだけれどいつでも遊べると思うと、今日はいいか、明日でいいかと、そのうちでとなり、そうこうしているとまた新しいゲームが出る。
それで5ヶ月放置とあいなった。
それでもブリダイはまだマシな方だ。
発売日に買い、いままで7回ぐらいクリアしようと序~中盤で放置してしまった3DSの『ドラクエⅦ』はもう9年寝太郎になっている。放置10周年を迎える前にどうにかしたい。
やる気になったのはダークライだ。
5/1までダークライをゲットするためのアイテムを配布しているのだ。
少し前までシェイミもゲットできたそうだったけれどそれは気がつかなかったので逃した。ダークライは逃せない。かっこいいから。
友達と飲んだ帰りに寄った自宅近くのバーでマスターに明日の予定を「明日はポケモンやるんだよ!」
ラジオ聴きながら再開。
藤田ニコルのラジオをはじめて聴いたけれど、テレビと違ってしっかりとモデル業の話をしていてこの子もプロなんだなと感心した。
だらしなく生きているポケモンおじさんに感心されたくないだろうけれど。
歴代ポケモンで一番遊んだのが『プラチナ(ダイパのアッパーバージョン)』だったから、遊んでいるうちにいろんなことを思い出す。こんなシーンあったなとか、あのシーンこんなにかっこよくなったんだとか。プラチナで遊んでいた頃のこととか。あの頃、僕は三十代でこれからどうなるのかわからないままフリーターをやっていた。
いろいろあってラジオディレクターになってコロナで仕事がなくなって、いまはこれからどうなるのかわからない。
あの頃となにも変わってないと言いたいが、僕はもう五十になろうとしている。
大人になりきれないままラジオを聞いてゲームをしている。
こんなにシロナ強かったっけと思いながら。
久しぶりに戦ったシロナはバカ強かったけれどアイテムドーピングしたドダイトスとレントラーの2匹で抜いた。
エンディングがはじまる。
夕焼けのなか老人並にゆっくりと自転車を漕ぐ主人公。
主人公を迎えにくるように空の向こうからゆっくりとフワライドが三体やってくる。
いままでの旅の思い出が次々と現れる。
……死ぬの?
このエンディング、死の予感しかない。
ちゃんと自宅に帰って終わるけどね。
そう、おかあさんが待つ家に帰ってただいまって言ってポケモンは終わる。
家に帰るまでが遠足ですという校長イズムはポケモンにも受け継がれている。
エンディング後は伝説のポケモンを捕まえにいったり、全国図鑑を埋めたり、強敵との再戦だったり、制限されていたことが解禁になってここからようやくはじまる。
旅は終わらないし、アルセウスをゲットするために『Pokémon LEGENDS アルセウス』をクリアしないといけない。ポケモンおじさんまだ死ねない。生きる。