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5年日記の記入を私がお勧めする理由

この記事の目的

5年日記を書き始めて現在2冊目。2016年4月から書き始めていたので、8年目になります。今回は非常に飽き性の私が8年にも渡って続けてこれた「5年日記の記入」をお勧めする理由(期待効果)を書いてみたいと思います。

そもそも5年日記とは

5年日記というのは、「同じ日付の記入欄が毎年同じページに乗っている日記帳」です。見たほうが早いと思うので、こんな感じの日記というか手帳というか、という代物です。

現在私が使っている高橋書店さんのもの。

4月はじまりとか1月はじまりとかはモノによって違ったり、3年だったり長いものでは10年なんてものもあります。書く欄の大きさやサイズもそれぞれ違うのでお好みに合わせて、という感じなのですが、私はこのくらいの記入欄が長くもなく短くもなく(ちょっと短いくらいかも)で気に入っていま
す。

書き始めたきっかけ

冒頭に「飽き性」と書きましたが、同時に「内省」とか「振り返り」のようなものも苦手で、日記の類も続いたことがないタイプの人間でした。夏休みの日記も8月31日が近づいてから慌ててまとめて書くタイプ。
そんな私がそもそも5年日記を始めようとしたきっかけは妻の影響がとても大きいです。要は妻から勧められて始めたって話なのですが、なぜそんな話になったのかという経緯だけ簡単に書いてみます。

元々私の妻は「内省」や「振り返り」のような「自分の内面に向き合う」ことが大好きで、日記も10代の頃から欠かさず書いている人。イライラしたことがあると、何かを書くことですっきりする(いわゆるジャーナリングですね)というようなタイプの人でした。
では、翻って5年日記をお勧めされたときの私がどんな状態だったのかというと、当時働いていた会社でMVPを何度か頂いたり、社内評価が高かったりしていて、「だいぶ調子に乗っている」状態。細かい経緯は忘れてしまいましたが、妻から「内面に向き合うことをしないとダメになる」というようなことを言われて、まあ試しにやってみるか、という軽い気持ちで始めたのが最初だった気がします。

始めた当初は嫌々

そんな状態だったので、始めた当初は嫌々、というか付き合いで書いている、という状況でした。なので今見返しても空欄が多いですね。1週間2週間と空いているのもザラ。一度書くのを忘れて思い出せなくなって空欄が増えてくると書く気が無くなっちゃうんですよね…。そんな状態でだましだましやっていたのが最初の1冊ですね。自分のため、自分に向き合うため、というよりも、「妻との話のきっかけ」「共通のことをやる」という夫婦関係を円満にする、という目的のほうが大きかった気がします。

効果を感じ始めたのは…?

そんな状態でしたが、少しずつ効果を感じ始め、主体的に取り組み始めたのは前職のコンサルティング会社時代に「振り返り」を上司の杉山(現職の社長)と始めたのが大きかったと思います。これはこれで一記事書けるくらいありそうな気がするので、本記事では触れないですが…。
何はともあれ、「5年日記ってこういう意味があったのね」「こういう使い方すると良いのね」と感じ始めたのが、2018年前職であるコンサルティング会社に転職したあたり。それからは多少まとめて書くことはありますが、空けることなく、意味を見失うこともなく、続けていられています。

5年日記を書くことで得られる効果

大きく分けて3つあると思っています。順番に書きます。

  • 振り返りに使う日々の素材集め

    • 5年日記に日々日々(溜めて書くのだとしても)、自分がその日/その時に感じたこと、考えたこと、やったことなどを記録しておくことで、振り返りに活用することができます。むしろこれがないと振り返りができない・・・。

    • 予定やタスクの管理はGoogleカレンダーで行っているので、何をしていたのか、はGoogleカレンダーでもわかるのですが、その時に何を感じたのか、何を考えたのか、まではわからないですし、カレンダーに入れるでもない「個人でやったこと」などは抜け落ちしてしまいます。

    • 振り返りをやるようになって、人の記憶力の曖昧さを痛感するようになりました。また記録しておかないと自分の都合のいいように捏造し始める、ということも知りました。その日/その時に感じたことを記録しておくことの重要性を痛感しています。

    • ということで、まず第一の効果は、振り返りをやることが前提にはなってしまいますが、「振り返りに使う日々の素材集め」をあげさせていただきます。

  • 過去の自分との比較(中期視点での振り返り素材集め)

    • 次が過去の自分との比較です。5年日記を書いていると、1年前、2年前、3年前…と昔の自分が同じ日に何をしていたのか、何を考えていたのか、そういった「過去の自分」に出会うことができるようになります。

    • 過去の自分と比較して変化があったところや逆に変わらないところを感じることができる、考えることができる、中期的な振り返りの素材として活用できる、というのは、続けたからこそ感じることができたことでした。当たり前なんですが1年目にはそんなことわからないし、ちゃんと振り返りをするまでは、そこまで意識して過去の自分との比較なんてしていなかったです。

    • ということで2つ目は、「過去の自分との比較(中期視点での振り返り素材集め)」をあげさせていただきます。

  • 純粋な楽しさ

    • これも続けてみて初めて感じたのですが、純粋に楽しいですね。過去の自分が何をやっていて、何を考えていたのか。あーこの時期はこの仕事で大変だったんだな、とかこんなことで妻と喧嘩したのか、とかその当時のことを思い出すことができて、純粋に楽しい。私は他の人よりも記憶力が弱い認識があって、こういう「思い出すきっかけ」が何か知らないと記憶を引っ張り出してこれないんですよね。

    • 途中から子供が生まれたこともあって、子供の成長、それに対しての自分たちの反応とかも見ることができるのは、5年日記を続けていたからこそ見えてきた景色だと思います。

    • ということで3つ目は「純粋な楽しさ」をあげてみたいと思います。

ということで、5年日記を続けてきて感じることができた効果、お勧めする理由を書いてみました。書いてみて思ったのは、これは続けてみないとわからないな、、、ということ。というのと「振り返り」を続けていて、それでも効果を感じていることが大きいなということがわかりました。
この「振り返り」についても、どこかで記事にしたいと思います。

皆様も是非、この機会に5年日記始めてみてください。

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