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地域コミュニティ活動の貨幣価値①

町内会の活動に意義はあるのか。そんなことをよく質問される。

町内会など地域コミュニティは、ゴミ集積所や街灯の管理をしたり、一人暮らしの高齢者を見守ったりetc・・活動の意義はありそうだが、皆さんピンとこないことが多い。

そこで町内会などが行う地域コミュニティ活動の価値を、ボランティア活動などの貨幣価値を計算する方法=「機会費用法」的に考えてみた。すなわち活動を外注した時にどのぐらいの費用がかかるから、そのぐらいの価値があるという計算方法である。

地域コミュニティのメンバー200人が30分間の清掃活動を年2回ほど行った場合の人件費:200人×0.5時間×900円/時間×2回/年間=180,000円

地域コミュニティのメンバーが横断歩道の誘導、防犯パトロール、不法投棄パトロールなどを行った場合の人件費

横断歩道の誘導の人件費:3人×1時間×900円/時間×200日/年間=540,000円

防犯パトロールの人件費:6人×1時間×900円/時間×100日/年間=540,000円

不法投棄パトロールの人件費:5人×2時間×900円/時間×4回/年間=36,000円

清掃活動、横断歩道の誘導、防犯パトロール、不法投棄パトロールの4つの活動を合わせただけで1,300,000円/年となる。

町内会などが行う実際の地域コミュニティ活動は、4つのほかにも多数あるから、その貨幣価値はもっとあることになる。


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