はじめに
前回は、ChatGPTのプラグインのひとつである ScholarAI を使用して、「創造性」に関する最近の研究をピックアップしてもらい、簡単なサマリを作成してもらいました。
以下に、論文タイトルとサマリを示します。
レビュー方法の設定
ScholarAI を使用した論文レビューを行うにあたって、レビュー方法を設定しました。レビュー方法を設定する際、落合陽一さんのフォーマットがかなり有用であるというブログを拝見し、そのフォーマットを活用させてもらいました。
以下が、ブログで紹介されていたフォーマットです。
このフォーマットに項目をひとつ追加し、以下のように ScholarAI にプロンプトを入力してみました。
レビューの実施
実際に、レビューをやってみた結果の一部を示します。
概説レビューと詳細レビューの二段階でのレビューをお願いしました。
概要から具体論に入り込むかたちでレビューを実施し、初見でもある程度分かりやすく理解できるようレビューできたと思います。
例えば、項目1については以下のようにレビューをしてもらいました。
レビューに対する質問
レビュー内容について不明点があったので質問をしてみると、回答を得ることができました。これにより、レビュー内容に対する理解がより深まります。
レビューのなかで出てきた、「流動性知能」や「結晶性知能」という用語について把握したく、説明を求めてみました。
おわりに
以上のように、論文をレビューするフォーマット(プロンプト内では、フレームワークと定義)を ScholarAI に与えることで、各項目ごとに分けてレビューをしてもらいました。
また、概説レビューと詳細レビューに分けることで、段階的レビューをしてもらい、前提となる知識を持っていなくとも内容をある程度理解できました。
なお、ScholarAI によって和訳・要約しているものなので、論文の内容を完全に正しく書き表していない部分も含まれています。論文の内容をおおそよ把握することで知識としてインプットし、自身の今後の学習のきっかけとして位置づけるのがよいかなと思います。
Appendix
ScholarAI によるレビューの結果を全て示しますので、ご参考まで。