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ウィル・スミス主演の「ドリームプラン」、観てきました。

おはようございます。服部です。

3月27日に開催された第94回アカデミー賞で、「ドリームプラン」の父親役リチャード・ウィリアムズを演じ、主演男優賞を受賞したウィル・スミス。

ただ、せっかくの受賞のお祝いムードよりも、授賞式中にウィル・スミスが司会のクリス・ロックを殴ってしまったゴシップの方がバズっている印象なのがちょっと残念ですよね。

それでも、とてもいい映画なことに変わりはないので、気にせず感想を書いていこうと思います。

1.父リチャード・ウィリアムズのビジョンと信念

「成功の秘訣は、深い深い思い込みと、大きな大きな勘違い」

という言葉をよく耳にしますが、この言葉を体現しているのがまさにリチャード。

当時のアメリカはまだ人種差別が色濃く残っていて、テニスは”白人のスポーツ”でした。
“その歴史を変える”という強い執念にも似たビジョンだった様子。

映画の中ではサラッと発言していますが、キャッチコピーになっているこのセリフ。

「俺は2人の娘を世界チャンピオンにする78ページの計画書を書いた。2人が生まれる前にね」

https://wwws.warnerbros.co.jp/dreamplan/aboutthemovie.html#shimai

78ページにもわたる綿密な計画はもちろんですが、生まれる前から立てているというのが普通ではないですよね。


2.ヴィーナスとセリーナの努力

ヴィーナスとセリーナの素直さ、努力と根性、そしてタフさには言葉で言い表せないくらい感動しますし、心から応援したくなりました。

ウィリアムズ家が住むのは、ギャングが幅を利かせている治安の悪い地域でギャング同士の抗争などもあったそう。

そんな環境の中、父リチャードの過酷な指導とそれに食らいつく2人を見て、ギャングすら2人を応援するようになり、練習中の警備をしてくれていたようです。

また、姉のヴィーナスが試合に勝って注目を浴びる中、妹のセリーナが腐らずにずっと努力し続けていたことと、そしてその気持ちを父リチャードがちゃんと汲み取って計画に入れていたのがさすがです。
ここ、涙がちょちょぎれます笑


3.寄り添い支える母オラシーンと3人の姉たち

オラシーンがいなかったら、姉妹の成功はなかったんじゃないかと思うくらいの愛情深さと包容力で、まさに縁の下の力持ち的存在だったんじゃないかと思います。

また、一番上のお姉さんは学業成績優秀。
映画の中ではあまり描かれていなかったですが、ヴィーナスとセリーナだけでなく、上の3人の姉もそれぞれの自分のビジョンに向かって努力していたんじゃないかなと感じました。

父親のリチャードだけでなく、家族全員が信念をもって、それぞれの役割を全うしているようで、いいチームだなと思います。

もう一回、観たくなってきました。

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