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歌舞伎町のホストに「税金」について授業してみた。

20代の頃からの友人である手塚マキから依頼を受けた。

「オトさん、うちのやつらに授業してやってもらえませんかね?」

「うちのやつら」というのは、歌舞伎町のホストクラブで働く従業員たちのことだ。手塚は歌舞伎町で5つのホストクラブやバー・スナックを経営する「Smappa! Group」のオーナーなのだ。

手塚は以前から社員教育に力を入れてきたが、今回のコロナ禍で思うように営業ができないなか、いまこそ社員教育に一層努める契機だと考えていた。

「今回は、社会の仕組み的なことを学んでほしいんですよね。もちろん教科書を読んで勉強させることもできると思うんですけど、それだけだと学校でやった、いわゆる暗記みたいなものになってしまいそうで……」

そこで、従業員たちに双方向性のある“生きた学び”を与えたいとの思いから、教員経験がある私に白羽の矢を立ててくれたのだ。

ひと口に「社会の仕組み」と言っても、ありとあらゆることがあり、いったいどこから始めたらいいのだろうと思案した。手塚と相談した結果、彼らにとって最も関心があり、“自分ごと化”しやすい「税金」を入口とすることにさせてもらった。

レジュメを作成し、簡単な資料も用意。受講者の知識レベルもわからなければ、ZOOMでの授業という形式も未知の世界。すべてが初めて尽くしでちょっぴり緊張していたが、いざ始まってみるとあっという間だった。

さすがは手塚が手塩にかけて育ててきたホストたち。とにかく知的好奇心が旺盛で、それぞれが自分自身の意見をしっかり持っている。私の授業は決して一方通行にならず、できるだけ参加型を志向しているのだが、彼らの意欲的な態度によって私自身がとても楽しい60分を過ごすことができた。

おかげさまで、受講者からの評価も上々だった。

そして、依頼主である手塚本人からも絶賛コメントが。よかった〜笑

スクリーンショット 2020-05-21 午後2.48.18

というわけで、日頃から #乙武マガジン を登録してくださっているみなさんには、今回特別に、60分の「税金」授業を大公開!!

ごくごく“当たり前”の内容をしゃべっていますが、手塚も指摘してくれている「参加者の巻き込み方」などに着目してみていただければ幸いです!

It's SHOW TIME!!!!

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「乙武洋匡の七転び八起き」
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