見出し画像

去年のカウントダウンは、完全に肩透かしを食らった。

さて、2019年もいよいよ残すところあと4日。私も本日からお休みに入ります。

みなさんは、毎年どんな年越しをされているのでしょうか。実家に帰省か、それとも旅行か。もしかしたら、年末年始もお仕事されているという方もいらっしゃるかもしれませんね。

年越しの瞬間は、カウントダウンにこだわる派もいれば、こだわらない派もいるかもしれません。私は、どちらかというと、こだわる派。これまで最も思い出に残っているカウントダウンといえば、やっぱりニューヨークのタイムズスクエアで迎えたカウントダウンかもしれません。

世界一有名とも言われるNYタイムズスクエアのカウントダウン。私も人生で一度は経験してみたいと、2015年の正月をめがけて行ってきたんです。

いやあ、大変でした……。

何が大変って、その日は私と同じように、「タイムズスクエアでカウントダウンを迎えたい」という人が世界中から集まってくるわけです。毎年100万人とも言われる人出になるので、タイムズスクエアは大晦日の午後2時(年によって多少の変動はあるかもしれません)あたりから閉鎖されてしまうんです。

ですから、タイムズスクエアでのカウントダウンを迎えようと思うと、午後2時にはすでにタイムズスクエアの中で陣取っていないといけません。最も盛り上がる位置をキープしようと思えば、それこそ午前中からスタンバっておく必要があるんです。

気温0℃前後の寒さのなか、12時間近く“そのとき”を待ち続けるというのは、もはや苦行でしかありません。もちろん、トイレに行くこともできないので(トイレに行くことは可能だけれど、戻ってこれなくなってしまう)、みんな大人用オムツを着用してスタンバっているんです。

そんな私たちのためにアーティストによるLIVEなども用意されているのですが(私が訪れた年はテイラー・スウィフトが登場して盛り上がりました)、それでも路上でひたすら12時間も待ち続ける苦行は、なかなかしんどいものがありました。

画像1

それでも、いや、だからこそ、なのかな。いざそのときを迎えたときの喜びは、やっぱり格別なものがありますね。世界中から集まった人々と一緒に、「10、9……」とカウントダウンして、新年を迎えたと同時に夜空に打ち上げられた花火に歓声を上げ、見知らぬ人々とハグをしながら新年を祝うその瞬間は、いまでもはっきりと脳裏に焼きついています。

普段はクールな「乙武の右腕」こと、マネジャーのキタムラも、このときばかりはテンションが上がっていました。でも、キタムラともよく話すのですが、「人生で一度は体験したい」けれど「人生で一度でいい」のが本音ですかね。正直、もういいかな……。

画像2

さて、こんなにも記憶に残るカウントダウンを迎えた私ですが、昨年のカウントダウンもなかなか思い出に残るものがありました。昨年はどこにいたのかというと、“幸せの国”として知られる南アジアの国、ブータン。ここで、なんとも奇妙なカウントダウンを迎えたのです。

            ------✂------

ここから先は有料公開となります。

個別の記事を数百円ずつご購入いただくよりも、定期購読マガジン(月額1,000円)をご購読いただくほうが圧倒的にお得となります。

月の途中からご購読いただいても、当該月の記事はすべて読めるようになっているので、安心してご登録ください。

記事の更新はみなさんからのサポートに支えられています。ぜひ、この機にご登録をお願いします!

「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.mu/h_ototake/m/m9d2115c70116

⬆︎⬆︎ 三浦瑠麗さんとの対談本。年末年始のお供にいかがでしょう。 ⬆︎⬆︎

ここから先は

1,671字 / 3画像

¥ 300

みなさんからサポートをいただけると、「ああ、伝わったんだな」「書いてよかったな」と、しみじみ感じます。いつも本当にありがとうございます。