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国葬についての欠席を表明することは「礼を失した」行為なのか。
岸田政権の支持率が、政権発足後最低となる32.3%まで下落した。前月比12.0ポイント減の急落と言っていい。その原因として挙げられているのが、「旧統一教会」問題と「安倍元総理の国葬」問題です。
実際、旧統一教会問題への対応については、「評価しない」が62.7%、「評価する」は12.4%。国葬問題については、「賛成」が25.3%、「反対」が51.9%と、賛成の倍以上となっている。
旧統一教会問題に関しては、野党の中にもこれまで関係性を持っていた議員がいたということもあり、そこまで厳しい追求がなされているという感覚はないが、国葬に関してははっきりと否定的な態度が示されている。
最も痛烈なコメントを出したのはれいわ新選組で、「『欠席の返信』はしない。欠席の返信自体が、内閣で一方的に進める国葬儀に与する行為と考える」との声明を出している。
ある意味、「ボイコット」を表明したわけだが、他の野党議員は次々と「欠席」を表明。だが、今度はこの欠席表明に対しても批判が集まっている。弔意を示すべき葬儀にわざわざ欠席を表明することは失礼にあたるのではないか、という主張だ。
もちろん、今回の国葬に対して、それぞれ考えは異なるだろう。だからこそ、出席を強いることはできない。そうして個人の判断で欠席することはかまわないが、わざわざ欠席することを表明する必要はないのではないか、というのだ。
こうして多くの論客が「わざわざ欠席表明するのはいかがなものか」と主張しているが、はたしてそれは品性に欠ける、はしたない行為なのだろうか。
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