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08 「札幌農学校」と朝のお弁当作り。

春からの新生活に向け、お弁当の予行練習をしています。
朝起きてすぐにお湯を沸かして、マグカップとステンレスボトルにお茶を作って、お茶をのみながら調理スタート。朝いちばんのお茶って、眠っている身体を優しく起こしてくれる感じがして好きです。今日はそんな朝の時間に、おめざとしてもおすすめの、きのとや「札幌農学校」を紹介します。

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まず気になるのが、パッケージ。公式サイトによると"開拓時代を彷彿させる、モダンレトロなパッケージ"とのことですが、ベージュに黒文字がかなり控えめな印象です。

商品名になっている「札幌農学校」は北海道大学の前身のこと。ユニークな名前のおみやげはたくさんありますが、学校名をお菓子の名前にする発想は斬新だと思います。

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箱の横には「北海道大学認定」の文字が。明朝体に囲み線の強調で、もはやお菓子のパッケージとは思えないまじめな雰囲気です。

この佇まいに、はじめておみやげ屋さんで見かけた時は、得体が知れないと感じ、おみやげ候補から外してしまいました。(ごめんなさい)

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札幌農学校の良さを知ったのは、東京に住んでいる頃、出張で上京した友達がおみやげとして買ってきてくれた時のこと。手渡された時は「あの地味なやつだ」と内心思ったのですが、食べてびっくり。美味しい!

サクッとした食感に、優しく広がるミルクの風味。北海道産の小麦とバターに、ミルクをたっぷり使用しているそうで、シンプルなクッキーにありがちな粉っぽさもなく。どことなく、小さい頃好きだったミルクケーキに似ていて、一気に札幌農学校に対しての安心感を覚えるわたし。

パッケージの印象だけで、いまひとつと判断した自分に喝!あのシンプルさは実直な味を表していたんだなあ、とシミジミと思いました。ああ、開拓の精神よ。


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わたしのように、空港でおみやげとして買うことをためらっているひとがいたら、横に立って「後悔はさせませんぜ、ヒッヒ」と囁きたい。経験上、職場などでおみやげの希望を聞くと、だいたい「白い恋人」か「じゃがポックル」と返ってきます。はじめはそれらのものを買っていって、法事の帰省などの不意なおみやげとして、札幌農学校を買っていくというのが良いかと。はじめて見る素朴なおみやげに「帰ってたんだね。へー、このお菓子初めて。ありがとう」くらいのテンションの職場の先輩も、一口食べたら「わ、美味しい!」となること間違いなし。

3枚入りで151円(税込)のタイプもおすすめ。箱のサイズ感が可愛らしく、なんとなく文房具ぽい。大きめのお菓子がひとつ入っているかと思いきや、クッキーが3枚も入っているというお得感もあります。

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さて、今週もお弁当作りが無事に終わりました。家族がまだ寝ている自分だけの静かな時間に、ちょっとした楽しみがあると、日々の朝仕事も頑張れるものです。

today's piece / きのとや 「札幌農学校 3枚入」 価格:151円(税込)

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