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ノリス選手の活躍が2024年を面白くする

F1ドライバーの初優勝を初めて見たのは1992年ベルギーGPでのミハエル・シューマッハ選手(当時ベネトン、現在のアルピーヌ)でした。

そこから何人もの「初優勝」の瞬間を画面越しに見てきたけど、その中に新たに一人、マクラーレンのランド・ノリス選手が追加された。


マクラーレンの明暗

レース序盤はノリス選手よりもチームメイトのピアストリ選手が2位を走り、ノリス選手は表彰台圏外であった。

しかしタイヤ交換を伸ばす戦略とセーフティカーが入るタイミングが重なり、首位へ浮上。

確かにセーフティカーが入るという「運」はあった。ただセーフティーカーが消えたタイミングでフェルスタッペン選手を引き離した走りは見事というしかない。

その後も大きなミスもなく自ら幸「運」を引き寄せた。

逆にピアストリ選手は不「運」。セーフティカーが入ったことがマイナスになり、果ては接触により後方に沈んでしまった。

ただ序盤を走っていたのでピットインのタイミングはある意味セオリー通りなわけで、今回はセーフティカーのタイミングがマクラーレンの明暗を分けた形になりましたね。


お見事、角田選手とRB

角田選手の走り、RBの戦略も見事でしたね。

スプリントをソフトタイヤで走り切る、決勝もタイヤ交換を引き伸ばす線戦略がズバリ的中。

こちらも運はあったと思うけど、その運を引き寄せ、そして活かすのも角田選手の走りがあってこそ。

ラッセル選手を寄せ付けなかったのはすごいですよね。

スプリントでハミルトン選手にやられてしまったけど、逆に決勝でおな時メルセデスのラッセル選手にやり返した感じです。

ただドライバー・オブ・ザ・デイ、上位にくると思ったんですけどね。なぜボッタス選手が2位???


今回大暴れしたのは・・・

スプリントでの大量ペナルティ、決勝での接触と、今回は(今回も?)マグヌッセン選手が大暴れ。

もともと武闘派ではありましたが、ヒュルケンベルグ選手に比べると荒さが目立ちますよね。

2023年に復帰した際には落ち着いた走りをしていたと思っていたんですが。

あまり暴れすぎると、今期途中からベアマン選手に交代!なんてあるのではないか、なんて勘繰っちゃいます。


ノリス選手の今後の活躍は

初優勝までの時間のかかり方、後から加入したチームメイトが先に優勝するなど、なんとなくノリス選手にはミカ・ハッキネン選手やジャン・アレジ選手が被ります。

前者は初優勝後、何度も勝利数を増やし、2度もワールドチャンピオンにもなった。

後者はその後1勝もあげることができなかった。

ノリス選手の今後(勝利数)はどうなるのか?

ハッキネン選手のようにこれを機にどんどん勝利を重ねていけば、今シーズンも面白くなりますよね。

改めて初優勝おめでとう、ランド・ノリス選手!

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