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舞台メディスン

田中圭ファンなので
田中圭だけに目が行きがちなんだけど、
今回は2階席だったこともあり
全体を遠くから俯瞰してる感じで鑑賞。

ただつらつらと感想を。



1番心に残ったこと

ジョンがパニックになって
雑音と声と過去の記憶が
ブワァダァダァダァぁぁぁァァアア
ってなるところ。
過去に鬱になった経験がある自分からすると
けっこーリアルだった。笑
もういま鬱は治っているけど
あまりに強い印象が残りすぎて
あれ?今自分疲れてる?っていう感覚。
あの感覚が「わかる」って思うのは
正常なんだろうか?
自分は、ちょっとリアルすぎて
(田中圭がすごすぎるのもある)
リアルすぎるからこそ、夢?というか
あれはなんだったんだろうという感覚。

みんなはあのシーンを見て
どのように思ったのだろう。

メアリーとメアリー2

あれは、同一人物なのか否か。
同一人物だけど、2面性がある。
ないしは、2人いるけど
ジョンからしたら名前なんてどうでもよくて
ただ自分ではない誰かがそこにいる。
メアリーは精神病棟の病院側の人間だと思うけど
もしかしたら、本当は存在しないのかも。
ジョンの中だけで存在しているのかも。


幻想か過去か現実か

一定のタイミングで聞こえる
舞台には登場しない男(録音された声)との対話。
最初からずっとジョンが答えるんだけど、
最後は老人の声が答える。
そして、ジョンが「これは僕?」ときき
メアリーが「そうよ」と答える。

最後の最後は
2人が並んで座って
とても静かな時間をかけて
舞台が暗くなり、舞台が終了する。

はたして、
自分が見ていた1時間35分は
精神病棟にいるジョンだったのか。
それとも、
精神病棟にいるジョンの幻想またはパニックの中の景色だったのか。
あるいは、
老人になったジョンが、過去を振り返ったものをみたのか。
いや、ほんとうは老人だったんだけど、心はずっと19歳で、やっと自分は老人だと認識できたという深い闇から現実に目を向けれたという景色なのか。


見てよかったと思う

ザ ハッピーエンド ではなく
何かを考えさせる でもない。
輪郭がはっきりとしない、深い情景を
全力で突きつけてきたメディスン。

自分としては
ちょっと染みすぎたけど。
(心に沁みたというよりは、メディスン色に染みたという感覚のほうが高い)

これが自分にとってよかったのか悪かったのか
わからないけど、
こんな体験ができたのは素晴らしいことだから
いい日になったってことにする。


人によって感じ方は違う。
受け取り方も違う。


ひとつだけ確実にいえるのは
やっぱ田中圭はすげえ。



静岡公演にて追加チケットあるみたいなので、
まだの方はぜひ。
https://x.com/medicine_sept/status/1804846524251472003?s=46&t=Q8sdva97xx74XlI--49TTA


//田中圭さん、奈緒さん、富山えり子さん、荒井康太さん(Drs)、スタッフの方々に大きな拍手を//


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