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紀伊半島旅行記

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紀伊半島の魅力をまとめてみました。
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2024年6月の記事一覧

紀伊半島旅行記 磐座信仰 神内神社を訪ねて

神内神社とは? 神内神社は、三重県紀宝町にある無社殿神社で、背後の岩を御神体としています。 この神社は、古代からアニミズムを感じさせる神秘的な空間として知られています。以下に詳細を紹介します。 神内神社の歴史と由来 神内神社は、古代から信仰されてきた場所で、岩や自然物を神聖視する磐座信仰の一環として建てられました。 御神木や磐座があり、参拝者は自然と一体となり、神秘的なパワーを感じることができます。 神社の特徴 神内神社は、岩の上に鎮座しており、その岩が御神体とさ

紀伊半島旅行記 熊野市丸山千枚田  紫陽花ロード

2度目となりますが、三重県熊野市の美しい丸山千枚田を一緒に旅しましょう。 この地域は、その美しさと歴史から多くの観光客を引きつけています。 車で丸山千枚田を上から降りていくと、中央に大きな岩が見えます。 この岩は「大石」と呼ばれ、棚田の風景を一層引き立てています。 そして、道路沿いには紫陽花が点々と咲いています。 紫陽花の花は、雨季に咲くことから日本の初夏を象徴する花とされています。 その美しい紫色の花が、緑豊かな棚田の風景と調和して、まるで絵画のような素晴らしい景観を作

紀伊半島旅行記 磐座信仰 日与加良大明神を訪ねて

神木(こうのぎ)は三重県南牟婁郡御浜町にある、平安時代中期に京都大原三千院からやって来た原家の祖先によって氏神として祀られた場所です。 神木(こうのぎ)には原地神社、原の宮、西の宮、宇城の宮、辻の宮などの祠があり、明見山には北斗七星が祀られています。 また、木和田地区には日与加久良大明神と呼ばれる磐座信仰の場所があります。 大昔は神木(こうのぎ)の集落も海で入り江になっていたといわています。 そんな大昔のあるとき、大津波に襲われ妙見山のかくれ谷まで逃れ、そこで舟を作り帆を

紀伊半島旅行記 三重県御浜町睡蓮の池

三重県の御浜町にある寺谷総合公園は、美しい睡蓮の池が特徴です。 この池には紅白の睡蓮が咲いており、見ごたえがあります。 池には鯉も泳いでいますのでよくご覧ください。 公園内ではゲートボールを楽しむ人々の声も聞こえてきます。 ぜひ訪れてみてください。 また、睡蓮は朝に開花し、午後には花が閉じる特性を持っています。 観賞するのは午前中がおすすめです。 最後までご覧戴きありがとうございました。 コメントなど戴けると励みとなりますのでよろしくお願いします。

紀伊半島旅行記 熊野市 布引の滝

布引の滝(ぬのびきのたき)は、三重県熊野市にある滝で、日本の滝百選の1つに選ばれています。 この地域は熊野市きらずの森(20ヘクタール)として知られており、自然保護のために大切にされています。 名前の由来は、水が大きな布地を垂らしたように、音もなく飛沫も立てずに静かに流れ落ちる様子からきています。 熊野市の条例により、布引の滝周辺の森は「切らずの森」として指定され、自然環境を守る役割を果たしています。 布引の滝は楊枝川の支流に位置し、花崗斑岩を滑り落ちる4段の滝(1

紀伊半島旅行記 奥熊野に佇む城 赤木城

三重県熊野市にある赤木城をご紹介いたします。 この城は、藤堂高虎によって天正17年(1589年)頃に築かれた平山城で、その歴史的な背景と美しい景観が魅力です。 紀伊国牟婁郡北山郷の丘陵に位置し、標高約230メートルにそびえています。 高さ(比高)は約30-40メートルで、尾根を利用した郭配置は中世山城の様相を引き継ぎつつ、近世城郭の要素も見られます。 赤木城は人知れず山奥に佇んでおり、その存在はまさに夢のようです。 頂上からは一望できる景色が深い山々と昔ながらの風景を広げて