4月のお約束

春のあたたかさが好きだ。
四季の中で最も軽やか。
お天気が良い日は、ゴツゴツのスニーカーよりシンプルなスニーカーを履きたくなる。

花の香りを纏った空気や、外干しされた洗濯物の香りがふわっと漂うと、人々の生活を感じられて少しホッとする。

年明けや新年度といった節目は、エネルギーに溢れていてつい頑張りすぎてしまう。
頑張っているときは純粋に楽しいので、頑張っていることに気づかない。

そうすると、あっという間に6月ごろにはメンタルもどんよりです。

たくさん頑張ってきたのに、頑張る予定だったのに、なんでいつもこうなっちゃうのかな〜と落ち込んでしまう。

落ち込むと、自分と誰かを比較してしまう。
あの人はこんなに上手くいっているのに私は躓いてしまった、とか、スタートは同じだったはずなのに私はいつもなぜか焦っている、とか。

4月は生活が変わるタイミングでモチベーション高めの時期だけれど、それがいつまで継続されるかは人それぞれだと思う。
人と比べることは本当に無意味。その時間を自分に費やしたほうが豊かである。

学生の頃はそこでの生活が全てだったけど、大人になると自由に生きている人がたくさんいることを知って安心する。

私はたくさんの失敗をして、履歴書なんか恥ずかしくて人にみせること絶対にできないけれど、自分の話をするタイミングがあって、恥ずかしながら〜なんて今までのこと軽く話したとき、色んなことに挑戦できるってすごいこと!と言ってもらえて、あぁ〜今までの失敗とか、この状況が正解だったかどうかとか、あんまり考えなくていいかもな〜と思えた。

春は成功と失敗を繰り返す。
上手く行ってるように見える誰かも、失敗を経験している。

頑張りたいときに思い切り頑張ってみたり、あ〜今無理かもなというときはしっかり休んでもいい。思い切って環境を変えるのも一つの手!

私の経験上、視野が狭くなってきたら疲れている合図。誰かの言葉に嫉妬したり、悲観的になったり、イライラしたり、こうしなきゃ、ああしなきゃって焦ったり。

こういうときは全部ダメに感じるけど、ダメになる前に休んで欲しいです。休んでいることをダメに思う必要もない。

今日ダメかもって言葉にしてもいいかもね。
うるせーと思うかもしれないけれど、そういう日は美味しいもの食べて、外の空気をしっかり吸って、泣きたいときは泣いて、しっかり寝る。
これを繰り返していたらね、気づいたら元気になってるもんです。

新年度、新生活が始まりますね。
私は私、あなたはあなた。
皆さんも気の遣いすぎ、頑張りすぎに注意しつつ、楽しいことをひとつでも多く得られる春になるといいなと思っています。