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【番外】建水市で食べたもの

汽鍋鶏の街

旅行兼取材で雲南省に行っていました。
が、雲南省の南に位置する建水市にてなかなかのトラブル(※)が起き、目的地へ行けず、やむなく取材内容から建水全体をはずすことに。その合間に食べた、紹介する場がなくなってしまったものを今回ここで。
 
※携程で予約した車が充電不足で、何もない、ものすごい山奥で停車。充電できる場所もなく、代わりの車を呼ぶにも時間がかかり、1日何もできなかった。
わかったこと:大僻地の山道×EVは恐怖。

建水古城

建水といえば、鶏を煮込んだスープ「汽鍋鶏」の街。陶磁器の街でもあって、あの独特な形状の鍋も建水で作られている。あの鍋から汽鍋鶏を思いついたのか、汽鍋鶏作りに必要だったからあの鍋を作ったのか、どちらが先かは不明。

真ん中に穴が空いた、この鍋の産地でもある

で、汽鍋鶏自体はほかでも食べることができ、最近は東京でも出すお店が増えているという。なので、今回は建水でしか食べられないという「草芽」のスープをオーダー。「草芽」は建水ならではの食材だそう。字面から香味野菜を想像していたが、草芽そのものはほぼ無味。ネギとキノコの中間のような食感。調理する前の状態を見てみると、なんとガマの穂の茎部分だった。

「ネギとキノコの中間」と言う感じは、食べれば理解してもらえると思う。見た目はホワイトアスパラ

そして、地元の人いわく「建水と言えば焼烤(バーベキュー)」とのこと。串焼き系か、またはキャンプで食べるようなものかと思っていたら、網をみんなで囲んでお店の人が焼いてくれるという建水独自のやつだった。しかもメインの食材は豆腐。あとは例の草芽。肉もあるのだが、豆腐と草芽が定番らしい。かなりヘルシー。新たなバーベキューの概念を知った。

豆腐をいっぱい焼く

建水名物をひととおり食べるなら、陶磁器の土産物店が集まる紫陶街へ。夕方から飲食店が開き始め、屋台なども出て賑わう。回族の人が多く住むエリアとのことで、ハラル風味の雲南料理もここでは定番だそう。建水へ行くという方はぜひ。

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