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コモ活シリーズ番外編---あなたの優しさが、テキサスのコウモリを守る一助に

(上はテキサス州オースティン市にコウモリの出巣を見に来る観光客 出典)


何度か書いているように世界でも日本でも約6割のコウモリは絶滅危惧種です。原因は様々ですが、多くは残念ながら人間に起因しています(‐ω‐;)
彼らの住まいである森林や洞窟の破壊。農薬、化学物質、LED(殺虫作用がある)等による餌(昆虫)の減少。風力発電。5G等の強力電磁波による殺傷…
またオオコウモリは、全種がワシントン条約指定動物にも関わらず、東南アジア等では食用にされたり、果物等の農作物を食い荒らすとして(※実際は持続可能な食べ方をしているのが判明しているのに)殺されたり、違法取引されるものも多いです。

テキサスの空を飛ぶメキシコオヒキコウモリ


アメリカのテキサス州には哺乳類のコロニーでは世界最大の、約1500万〜2000万頭のコウモリが暮らす保護区域があり、テキサスは全米でもコウモリの多い州です。特に多いメキシコオヒキコウモリは、地球最速の飛行動物(時速160km/水平飛行時)で、世界の全コウモリ種で最も高い高度を飛びます。小さなコウモリですが、農作物につく害虫を大量に食べて農家を助け、「ビリオンダラー・バット」(非常に価値の高いコウモリ)の別名があります。
またテキサス州オースティン市は、名物のコウモリ大群を見に来る観光客によって多額の観光収入を得ています。

テキサスには全米で最多の農場があり、害虫駆除等でコウモリの恩恵を受けているにも関わらず、保護規定がない全米7州の1つ。毎年多数のコウモリが人間の無理解によって命を落としています。特に出産期に…(´;ω;`)

これを憂慮するアメリカの保護団体が、テキサス州政府に保護の制定を求める署名活動をしています。他国のことですが、世界的にコウモリが減っている現状で、保護の重要性に日本とか海外とかは関係ないですよね。

賛同頂ける方は、下からネット署名ができます。本名でなくてもOK。メアド認証のみですが、気になる方は捨てメアドでも。
(下の写真の右側は、鳥の駆除用ジェルで動けなくなった母親コウモリ)

※注:署名後にChange Orgから結構メールが来ます。煩わしい方は、全て受け取らない設定をおすすめ。

海外の事なのに知った風に書いていると思われるかもしれませんが、長年後方支援をしています。

孤児の赤ちゃんコウモリがケアラーに育てられて飛べるようになり、野生に返されるまで。最後にサヨナラを言うようにケアラーの脚に登っていくのが感動的。約4分半の動画。英語ですが、ただ見ているだけでもわかります。

最初はこんなに小さい
お姉さんにありがとう、サヨナラを言いたいんだ


閲覧ありがとうございました( ◜ω◝ )


★どこにも所属しないコウモリ愛好家です。個人的に好きな海外の種類について、親しい海外の専門家に教えてもらいながら調べています。
誤解されがちなコウモリという素晴らしい動物の魅力を広めたくて本を書いたり、ラジオ番組で取り上げたり、ミニ講座で話をしたりしています。専門家や研究者ではないので、分からない点は専門家にも教えて貰っています。 コウモリがお好きな方、繋がりませんか? ( ˙ω˙)و グッ!
「コウモリを正しく知ろう、守ろう」 


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