#5 メタバースに法律家が必要な理由①

こんにちは。紙尾浩道です。
ご覧いただきありがとうございます!
今回の記事では、メタバースに法律家が必要な理由お話しをします。

そもそも、お前誰やねんという方は、こちらの記事をご確認ください。

この記事の内容

この記事では、メタバースに法律家が必要な理由のお話しをします。

中身は詳しく知らないけれど、「メタバース」って言葉だけは聞いたことがある!という方も増えてきている実感がありますが、あなたは聞いたことがありますか?

メタバースとは、コンピュータの中に作られた、仮想空間のことを指すそうです。

※人によっては、「3次元の」仮想空間という要素を重要視することもあるみたい。

そんな「もう一つの世界」には、法律家が必須だと思うのです。

ちなみに、すでにいくつかの法律事務所が、メタバース上に事務所を出したりしています。

この記事を執筆するキッカケ

この記事を書こうと思ったのは、ひと言で言うなら、「誰も言ってないけど、絶対に必要だよなぁ」と思ったから。

そのことを後から言うと、「後出しじゃん!」と言われそうなので、今のうちに証拠を残してやろうという魂胆。

ここはすごい面白いと思うんだけどなぁ・・・

面白さを説明してみますね。

世界は争いに満ち溢れている

メタバースは、簡単に言えば、もう一つの世界を生み出す作業。

と、なると、人間が生きてる「地球」という世界は、どんな風にしてここまで歩んできたのかを、振り返ってみれば、メタバースの世界を作るのに、多少なりとも参考になりそう。

世界史が大好きだったので、めっちゃ古いところから細かく調べたい気持ちもあるのですが、ここは一旦控えます。

なお、1番好きなのは、ルネサンス直前の動きのある時代。(奇しくも、今の世界がそれに似ていて、面白い!この辺は3時間コースになっちゃうので、物好きな方は、夜通し飲みながら語りましょう)

すごくザックリと振り返るなら、人間の歴史は、「争い」の歴史でした。

争っている対象が、食べ物、土地、権力、名誉、資源、主権などと色々移り変わっているものの、誰かが持っている1つしかないものを奪い奪われる時に、紛争が生じている模様。

この流れは現代だって変わりはしない(日本に暮らしていると極めてその感覚が薄くなってしまいますが)ですよね。

そんな流れを、多少なりとも鈍くさせるために発明されたのが、「法律」でした。

「法律」の特徴

今までの法律には幾つか特徴がありました。

①最終的な判断者が必要
②世界に合わせて変更が必要
③多数の賛成が必要

①最終的な判断者が必要

法律は、どれだけ文字に起こしても、最終的にその解釈が正しい!と判断する人が必要でした。

現代のほとんどの国において、その役目は「裁判所」が担っています。

あれ、そうするとメタバースにも裁判所が必要なんだっけ?

という素朴な疑問が出てきますが、この辺は次回に!

②世界に合わせて変更が必要

法律は、世界が変わると、それに合わせて、都度変更が必要でした。

日本の場合は、国会がこの、「変更」を担当していたわけですね。

メタバース上では、変更が必要なんだろうか?

この点も、次回に詳しくお話しします。

③多数の賛成が必要

多くの民主主義国家では、法律は、国会などの立法府で制定されます。

と、なると、決め方は多数決。

ごく一部例外的に、絶対的な権力を誇った君主(王様)が決めてしまうことがありましたが、それだと怖すぎるということで、多くの国が多数決を採用。

メタバース上では、この決め方に縛られる必要があるのか?

この点が気になりますよね。

結論

メタバースは「新世界」を作る作業なので、今までの法律が持っていた3つの特徴を維持するべきなのかどうかから考え直さなければいけません。

次回、そんな3つを考え直してみます。

最後に

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
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