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【土肥こども園】またまた本気で取材してきました

伊豆市地域おこし協力隊のかわさきです。
伊豆市内のこども園情報を発信していく中で、今回は私がと〜っても最近気になっている伊豆市「土肥」地域、伊豆市立土肥こども園を取材させていただきました。

前回の伊豆市立修善寺東こども園に続き、取材は2園目。今回も我が子を入れるくらいの熱量で見せていただいてきました!ではいきますよ〜♪

土肥こども園の魅力を余す事なくお伝えできるよう書いていきます!

*情報は全て令和5年8月現在のものです

所在地は伊豆市土肥

国道136号線で船原峠を越えて行く、海に面した地域「土肥」。修善寺から車で約40分弱の場所に伊豆市立土肥こども園があります。

園庭には津波避難タワーがあります。

ちなみに地名は「とい」です。
私が個人的に最近、土肥が気になっている理由、それは…この地域には「土肥時間」みたいなものが流れているから!!

海だけど港町のような雰囲気とも違う、観光地にあるガヤガヤした感じでもなく、本当にのどかな温い空気感。

土肥こども園は、宿泊施設が軒を連ねるエリアからも離れていないのですが、とにかくゆったりとした空気が流れていました。

広大な駐車場。写真奥は土肥小中一貫校です


土肥こども園の施設・設備

伊豆市立土肥こども園、園舎1階はこんなお部屋があります。
・職員室
・保育室(各年齢1クラス)
・図書コーナー
・調理室
・トイレ
・子育て支援センター

みんな通る場所にある明るい調理室。昼食のいいにおいが♪

各クラス、果物のお名前がついています♪
5歳児クラスは土肥の名産、白びわにちなみ「びわぐみ」さん!珍しくて可愛いですよね。びわ愛が育まれそうです!

園舎は2階建てですが保育のお部屋は全て1階にあります。玄関が横長の園舎の中心にあり、その両側に各クラスのお部屋がありました。

あたたかみのある玄関です。

綺麗に整頓された図書コーナーは窓から明るい日差しが入り、本を選ぶのが楽しくなりそうです♪

絵本の貸し出しもしています♪

階段を上がると2階。ここには遊戯室があります。ステージもあり多目的に使えそうな広いホールです♪

異年齢でサーキットあそびをしていました!

そして園庭にある津波避難タワー。平成25年8月に竣工されました。
下から見ると存在感がさらにすごいです。

土肥こども園津波避難タワー。詳細は別項に記載します。

園庭も広々です♪グラウンドの横には草が生えているお山のような所や遊具コーナーもあって、何だか公園のような雰囲気。

子どもが目を輝かせそうなブランコ、うんてい。

土肥こども園の保育のようす

土肥こども園が日々の保育で大事にしていることを園長先生に聞きました。

・安心安全に園生活を送れること
・異年齢の関わり
・チーム土肥

安心安全って基本のように思えますが一番大切なことですよね。一見、当たり前だと思ってしまいそうなことを大事にしてくれている土肥こども園です。

異年齢の関わりを大事にしている活動は取材中もたくさん見つけることができました。

4,5歳児のALT風景。明るい先生と全身を使ってごあいさつ!

たとえば、4、5歳児混合でALTの時間を過ごしていたり、サーキットあそびには3〜5歳児までが混ざって参加したりしていました。

異年齢の関わり合いの中でお互いの良いところを認め合い、自分の気持ちを伝える・相手の気持ちをしっかり聞く、といったコミュニケーションの基礎が築かれていくことを目指しています。

「チーム土肥」とは園と保護者だけではなく、土肥地域全体で子どもたちを育てていこうという取り組みです。

地域の方が野菜や果物の栽培について教えてくれたり、事あるごとに箱ティッシュを寄付してくれたり、絵本の読み聞かせに来てくれたり(1クラス2〜3冊ずつ読んで回ってくれるそうです)。

温かいチームの中で子どもたちが育っていきます。

子どもたちがバスに乗って、地域の方へお礼を言いに行った様子

文章でうまく言い表せないのが悔やまれますが、土肥こども園は地域との繋がりが本当に濃い!!!というのをひしひしと感じました。

ここに通う子たちはきっと土肥が大好きな大人になるだろうなぁ…と将来に思いを馳せてしまった私です。

また、土肥小中一貫校や伊豆総合高校の土肥分校との交流も盛んです。

土肥こども園は保育部、教育部がありますが両部の子たちは全て活動が一緒です♪

1歳児、2歳児クラスへお邪魔するとみんな思い思いに遊んでいましたが、
「おなまえ、なんていうの〜?」
と聞いてくれる子や、お手玉を見せに来てくれる子も♪

段ボールハウスが超満員です!!

3〜5歳児の子たちがサーキットあそびをしていた遊戯室。もう一度覗いてみると、しっかり後片付け&雑巾掛けをしていました。

よーい、どん!

途中でステーンと転んでしまう子や助けに行く先生、脇目も振らずに高速雑巾掛けフィニッシュをする子で、沸き起こる笑い声。
こんなに盛り上がる雑巾掛けは初めて見たような気がします♪

よく行くお散歩先は
・松原公園
・伊豆総合高校土肥分校
・屋形海岸
・土肥神社

などなど♪
松原公園も屋形海岸も土肥ならではですね。海までお散歩、憧れちゃいます!

土肥こども園の安全対策

子どもを預ける親として気になるのは防犯、防災、安全対策ですよね。

土肥こども園は周囲もすごくのどかですが、玄関扉はしっかりと施錠されていて、もしもの時も安心です。

廊下はこのようにガードで区切られていて、乳児さんが階段や玄関などに行ってしまうのを防いでくれていました。

ALTを終えた先生と、ガード。

そしてやはり、特記すべきは避難訓練ではないでしょうか。
津波避難タワーへの避難訓練は、週1回行われているということです。

海に近い土肥こども園だからこその防災意識です。

上り慣れていないと上るのを怖がってしまう子もいるかもしれませんし、状況もその時々によって違いますから、普段から上っておくのが安心ですよね。

津波避難タワーの階段。やっと中腹!

私も上らせてもらいました。
一番上に着くまでに息切れしてしまいましたが、5歳児さんなどは1分ほどでピューっと走って登ってしまうそうです。びっくり!

海に臨む頂上からの景色。

この津波避難タワーは園舎2階の遊戯室からも上れますし、それだけでなく地域の方々の避難場所にもなるため、園庭反対側の道路からも登って行けるように造られています。

お散歩の時に津波が来ることも想定して、日頃から市役所土肥支所や土肥分校、小中一貫校や旅館さんの高層階など、連携して避難できる場所は確保しているのだそうです。

海から恩恵を受けるばかりではなく、日頃からしっかりと脅威に備えているのですね。

【補足】
伊豆市では平成29年5月『伊豆市”海と共に生きる”観光防災まちづくり推進計画』が策定されました。

土肥地域は美しい海岸線に恵まれ観光も盛んです。そのことから、リスクを理解し観光と防災を共生させるための考え方を基に策定された推進計画です。

「観光、環境、防災のバランスがとれた海と共に生きるまちづくり」を基本方針とし、「共生する」「逃げる」「生き延びる」「守る・減らす」の4つの取組方針に21のアクションが定められています。

リアルな質問を聞いてみた

しろびー&しろびーマスコット

ではここからは、我が子が土肥こども園に入園するつもりでのリアルな質問に答えていただいたコーナーです!

柔和な園長先生が、お写真なども交えながら熱心に説明してくださいました!

Q.お仕事がお休みの日でも登園できますか?できる場合、保育時間は決まっていますか?
A.登園できます。保護者の方の用事に合わせていつ登園・降園してもらっても大丈夫。ただ、活動が始まる9時までに登園してください。(夕方は通常保育18時まで)

Q.薬は与えてもらえますか?
A.基本的には、投薬は医療行為に当たるため園ではできませんが、希望があれば対応します。その際は投薬申請書と薬の説明書とを付けて1回分ずつ(一度に何個も預かることは不可)お預けください。塗り薬も可です。

Q.入園時に用意するものは何ですか?
A.【全児共通】
かばん又は通園バッグ・水筒・おしぼり・エプロン・上履き・上履き入れ・着替え袋・昼寝布団・雑巾・色帽子・お便り袋

【3〜5歳児】
歯磨きセット・マーカー・粘土(粘土ケース)・自由画帳・ハサミ・クレパス・スモック・通園カバン・防災頭巾
【0〜2歳児】
紙パンツ・おしり拭き・ビニール袋

*4〜5歳児はお昼寝する期間、しない期間があったりと備考も色々あるので詳細は園に問い合わせてみると良いですね◎

土肥金山で開催された土肥こども園児の作品展♪

Q.教育部の預かり保育はどのようなシステムですか?
A.利用料金は1時間100円、おやつを利用した場合は別途50円がかかります。
利用したいときは前もって園へ申請します。
(急な用事の場合は直前でも対応)

*教育部の子が夏季期間中に保育を受けたい場合は、一時保育の扱いとなります。

Q.地域の子どもたちに園庭開放はしていますか?
A.特にやっていませんが、子育て支援センターに遊びに来た未就園児は園庭で遊べます。

Q.一年を通じて保護者が手伝う行事はありますか?
A.基本的にはないですが、年に2回「清掃の日」があり、保護者の方にも参加してもらって園内の掃除や草刈りなどをしています。

Q.お弁当持参の日はどれくらいありますか?
A.遠足など行事の日も含めて一年に4〜5回ほどです。

休日保育/子育て支援センターについて

夏祭りの際の園児作、力作メニュー!おいしそう。

土肥こども園は伊豆市内でも貴重な〈休日保育〉を実施してくれている園です。

休日保育は前もって登録が必要で、登録が済んだら各書類を揃えて申請し利用できます。

お弁当、おやつ持参です♪

コンスタントに利用する子はあまりいないそうですが、旅館業などに勤めている方の繁忙期、また海人さんの繁忙期などにはその子どもたちが利用することもあるそう。

子育て支援センターは月曜〜金曜の9:00から11:30まで開所しています。
この日は利用者を見かけませんでしたが、ボールプールや手作りおもちゃなどが置かれ、楽しそうなお部屋でした♪

まとめ

みんなが大事にしているシンボルツリー、白びわの木

伊豆市土肥にある【伊豆市立土肥こども園】を取材しました。
園長先生はじめ、にこやかな職員の皆さん、かわいい子どもたち、本当にありがとうございました♪

さりげなく何度も登場させている「しろびー」は子どもたちと土肥こども園の職員の方とで考案した、白びわイメージキャラクターなんです♪
かわいいイラストやシールもいただきましたよ〜。

取材しながら、「チーム土肥」の一員になれたような気がしたひと時でした。

#土肥こども園 #伊豆市 #子育て  

公式の情報はこちら↓
【伊豆市立 土肥こども園】
伊豆市土肥 665 番地の 26
0558-98-0228
令和5年度土肥こども園 (PDFファイル: 253.8KB)


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