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この絵はこの詩から生まれました ──詩の世界をアートに [第92回]


ふたたび病床にて

わたしが病んで
ねていると
木の葉がひらり
一まい舞ひこんできた
しばらくみなかった
森の
椎の葉だった

山村暮鳥


同名の詩(第52回)の別案の絵です。
森の木の葉のお見舞いでしょうか。
ささやかなメルヘン、ファンタジーを感じます。
おなじ一枚の木の葉でも、
O.ヘンリーの最後の一葉とは、だいぶ趣が異なります。

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