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データとデザインで創出する Vision & Policy Making Methodology(名古屋市)

とうとうデータアカデミーが進化するときがきた。
そう「Vision & Policy Making Methodology」の開幕の時です。

この研修の特徴!

○ 体験&実践型研修
○ 事例ではなくてプロセスで覚える
○ ビジョンから始まる
○ システムシンキング
○ 市民との合意形成のためのダッシュボード
○ 政策・施策を届けるためのタッチポイント(デザイン思考)
× ツールの使い方の講座
× 数式を教えること
× 自分に都合がいいエビデンスに基づく政策立案

ビジョンなき政策・施策立案などない

ビジョンを立てずに政策・施策立案するとどうなるか、というところから研修は始まります。

人は自分がやりたいことについてエビデンスをつけて開始してしまったり、マイナスを0に戻すところのみに注目する(劣ってるから直す)施策のカタマリになってしまっては、住民が見たときに???となるでしょう。だからこそ「計画」を考えるのだから今までにない価値を加えていく、街の未来を描き出すところが必要なのです。いつまで、他の街と同じ金太郎飴型のことをやるのでしょうか?いつまで、本丸に手をつけずに周辺のやりやすいことだけを実施し次の計画が出た際に問題がほとんど変わってないことをしてしまうのでしょうか?それを打ち切るにはそれぞれがビジョンを立てて進めるしかないのです。

政策施策は人の行動を変えるポイントを確認して対応する

どうしても、施策立案をさせると元々やりたかった方向に引っ張られるものです。ただ、本当は住民の方々・企業の方々の行動やマインドに沿って変えていかないとうまく対策がつながらないことでしょう。「効果がある」=「みんながやってくれる」ではないのです。

ダッシュボードは2つの理由で使う

1、同じ数値を見て状況を判断する
  それは、現状の状態、施策の費用対効果をみることである
2、成果へとつながっているか合意形成する
  それは、うれしさ、ビジョン・目的・目標につながっているかみる

流れを確認するテスト版で実施

名古屋市は先頭を切ってくれたので全てのダイジェスト版として1Day研修をテスト的に実施しました。
今回はグループワークではなく個別での研修となりましたが、各自宿題で用意してきたシートをもとに各工程の検討事項を四苦八苦しながらも全ての方が埋めていくことができたので、流れとしては上出来と言えるでしょう。後から話を聞いてみると、現場のある部門の人ほど課題感を持っておりビジョンの必要性を感じ取ってもらっていた感じです。

1、ビジョンの策定
2、システムシンキング
3、現場調査と仮説設定
4、データ分析と評価
5、人の行動を変えるポイント 施策の案
6、ビジョンを達成するためのフェーズ構築・指標
7、費用対効果 合意形成

次はグループでやりたいね

次年度は名古屋市でもグループでやることになりそうですが、その前に橿原市や三田市でテスト版となる2Dayでも実証していくのでそのフィードバックも含めてVision & Policy Making Methodologyをブラッシュアップしていきます。

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