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浜松市DXメンター研修 2023

DXメンターを育てる

他の自治体と大きく違うポイントが、DXメンターを育てるというところです。人数が多い自治体でもあるので、いろいろなところでDXの要素があるはずなので、自部門だけでなく、さまざまなDXにたいして一緒に進んでいくための頼もしいメンターを増やしていくということです。
部門内に1名づづは育てたいという依頼もありますが、それとは一線をかくためメンターとして必要な要素、グループでの対話なんかも加えていきながら進めているところです。メンター候補生にはChromeBookが支給されて、それを使いながら研修や業務の一部を進めているところもポイントですね。いろんな環境やデジタル端末を使っていくことで見えてくることも多いでしょうし。

カリキュラムは3段階構成

基礎講座

情報リテラシーやデータ利活用の基礎については、まずは個人の力を上げる!ということで個別ワークを通じながら、DXのDの方の基礎力を高めていきます。

グループワーク

なんといっても、DXはプロジェクトで推進していくものです。複数人でゴールを描き合意形成・トライアンドエラーを繰り返しながらいかに進めていくのかを体験しつつ、一歩づつ視野を広げていく、辛いところにもリサーチしにいく力をつけていきます。この部分が醍醐味だったりするのです。

報告会

研修では終わらせない。そのためには、最後にしっかりとアウトプットをさせることが大事。他の自治体だと10分とかでも短いと言われちゃうけれど、浜松市では1グループ3分と結構ハードめなやり方で進めています。でも、しっかりと自分たちがやりたいことを突き詰めればこのぐらいのスピードでも伝わるものです。最後まで気を抜かずに進めましょう。

その他

もちろんFigmaなんかも使っていくし、それを使った業務の流れの整理の仕方もやっていく。今年からは、キックオフでそれぞれのめざす姿を宣言してもらったりもしています、そろそろ決着がつく頃なので、キックオフの結果はどういうふうになるかが楽しみなところです。

グラフィックレコーディング

業務デザイン研修のグラレコ

浜松市でも、しっかりとグラフィックレコーディングを実施しています。
全部が出来上がった時に、どのような姿となるのか。
そして、キックオフの際に話していた内容が、メンター・コーチングトレーニングの結果、どのように変わっていくのか。そこを残していきたいところです。

DXメンターの証も作る

せっかくDXメンターになるなら、ちゃんと形にも残したいよね!ってことで、DXメンターのロゴも作ってしまおうか。ってことになりました。最初はこんな感じで私の方からコンセプトを投げていて、浜松らしいものも取り入れたい!とうなぎもモチーフで加わり、最終的に出来上がったのがこれ。




コンセプト1 「変革の旗手:我々はDXの推進者」
キーメッセージ:次の時代に向け、進化し続ける仲間たちをリードし、共に解決策を見つけ、クールで情熱的なアプローチでDXを推進する、それがDXメンターの役割です。サブメッセージ:
・進め、創り出せ、変えよう。無限の可能性が広がる
・進んで、協力して、変革しよう。協力の力で成し遂げる
・悩みから一歩ずつ前進し、変革を成し遂げよう
・変革の力と共に、DXの未来へ進もう

コンセプト2 「愛と改革の使者:DXメンターの役割」
キーメッセージ:DXは地域と住民(職員も含む)への愛の現れ。DXメンターは、愛をもって変革し、価値を増大させ、未来を築く伝道師です。サブメッセージ:
・優しさと広がり、価値を共有しよう
・地域と市民、そして幸せの形を広めよう
・皆が変わりつつも、浜松の魂を忘れずに

コンセプト3 「変わり者だからこそ、諦めない:DXメンターの決意」
キーメッセージ:変わり者?それは進化の証。変革を先取りし、常識を塗り替える勇気がDXメンターにはあります。業務改革と価値創造に向けて、何度でも挑戦し続けるのがDXメンターの役割です。サブメッセージ:
・できないことはない。新しい方法を見つけよう
・未経験でも、今から始めよう
・一歩進んだ方法を、皆で追求しよう

単にデジタルやDXだけではなく、仲間やコミュニティとしての動きをするためには、このような動きも大事だと思っています。

そんなわけで、2月に最終報告会があります。
今回のメンターたちはどのように育っていくのか。乞うご期待です。

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