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   ー 何度目かの正直 ー        『夏葉社日記』の著者 秋さんとの読書会

         

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突然であるが、自分の好きなエッセイ作家、こだまさんのWEB連載が更新された。

大盛堂書店でのエピソードが終わり、後半も後半のところ

だが、私は懲りなかった。翌週のイベントでも似たようなことをした。ライブの音源をほんの一部流した。

『おしまい定期便』 「春の副産物」

これが、いりえさんで行われた『こだまさんとの読書会』でのことである。

なぜ、今回の冒頭にこのことを書いたかというと秋さんも、こだまさんが好きだからである。 『夏葉社日記』でも少し触れられている。

ぼくは数日前、この店でこだまさんのサイン本『縁もゆかりもあったのだ』をたまたま購入していた。

『夏葉社日記』  p104~105


しかし、自分が決定的に「秋さんもこだまさん好きなんだ!」と実感したのは、『こだまさんとの読書会』で秋さんと隣同士で席に座ったときである。

「秋さんって、『夏葉社日記』の秋さんですか?」
「はい、そうです!」

こだまさんのイベントで秋さんとも会うという、贅沢な時間を自分は過ごしていたのである。

その後も秋月圓の Xでのポストをチェックして、なんと島田さんと一緒に梅屋敷の葉々社でサイン会をやるのを知って行ってみた。

多分、このポストのちょっと後の時間にお邪魔した。


『長い読書』にサインをもらう。島田さんは『夏葉社日記』での口調でお話されていた。
秋さんからもサインをもらう。
いりえさんで買ったときは、右下のハングルのサインは入っていた。            
 余白(青?)が寂しかったので一面に書いてもらう。
                     

秋さんは初め、自分のことを覚えてなかったようだが「いりえさんの『こだまさんとの読書会』で…」と話し始めると「ああ!」と言って思い出してくれた。


その後も、蔵前の透明書店でのイベントは見逃し配信で見た。


そして、いりえさんで秋さんを招いての読書会が開かれると聞いて

速攻で予約した。

当日、秋さんとの読書会の為にいりえさんに着くと一番乗りだった。
しばらく店主とおしゃべりしていると、ぽつぽつと今日の参加者が集まって来た。 その中には見覚えのある顔が。
『「書くこと」に関するお喋り会グループA』で一緒だったReo.Aさん(いりえで書くメンバー)と、『本棚を眺めながら お喋りする会』で一緒だったMさん。
(どれだけいりえさんのイベント参加してんだよ。って話ですが。)

そうこうしてるうちに、秋さんが到着。
今回は自分の顔を覚えてたようで「なんで、来てるんですか⁉」と照れなのか、冗談なのか言う。
自分は「『夏葉社日記』好きだからですよ。」と答えたかどうだか。でも、だから来たのだ。

会が始まり、最初は『夏葉社日記』の制作秘話。続いて質疑応答のコーナーになった。 自分の順番は一番最後になった。
先に話す人たちも自分と同じところを同じように感じていて、嬉しくなった。 しかし、それは自分が話したり、質問したりしようとしてたことがなくなっていくことでもあった。

そこで、まだ誰にも聞かれてなくて、自分の中で最初に「来た」あの部分を聞いてみた。

一所懸命にやろうとしていることが、実際に一所懸命やることよりも、私にとっては価値のあるものです。     

『夏葉社日記』p15

「ここの文章を見たときガツンと来た、というか心に残ったんですが」と自分が話し始めると、
「おお!そこが気になりましたか!」と秋さんが前のめりになる。
「だけど、ある意味、抽象的な文でもあるので詳しく教えてもらいたいと思って。」
「いや、多分、感じてもらったままで間違いないと思います。こだまさんが好きっていうのも共通してるし、今までそこの箇所がいいって言ってくれた人は3人いるんですけど、全員ちゃんと理解しているんで。」と言われた。

この文章は、これ以上の言葉で説明しようとすると秋さんの中で「違うもの」になってしまうんだなと受け取った。
そしてコアな理解者として認めてもらえたようで少し嬉しかった。

そのあと、一人のファンとして秋さんにある提案もしたのだが、それは実現するまでは、あの場にいたメンバーだけの「秘密」にしておきたいと思う。

イベント終了後はまた、先陣を切ってサインを求める。

「もう、いいでしょ。」と秋さんは笑っていたが「スタンプラリーみたいな感じで。」とお願いした。


ホッシー名義でもサインをもらう。

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