白鴉例会と「鳥師」とオープンマイクと詩人と暴力性以上の破壊性と

 22日、白鴉例会。雨。2作。つげ義春氏の「鳥師」のようなことを言う。映画『ザ・ホエール』も思いついたけど、こちらは説明が面倒くさい。私も水晶浜には20年ほど前に行っていたのだった。バイクで。終了後、呑みに行かず解散。近所のスーパーの閉店時間までぎりぎり間に合ったので、翌日のすき焼き用の肉を買い足す。
 来月はいよいよ外部合評会。いつまでも変に緊張する。順番的にいちばん最後なので、それまでで盛りあがりすぎて時間がなくなってくれることを祈る。
 『ダンジョン飯』全巻を徹夜で読みきる。面白かった。ゲーム化は絶対困難やな。

つげ義春「鳥師」

 twitterで得た知見ではあるが、さいきん新人賞の投稿に多いものとして「中年以上の男性が娘くらいの年齢の歳の女性とセックスする(恋愛ですらない)小説」というのがあるらしく、私も次の作品はそんな感じで行こうかなと考えていないと思われていたい。20年ぐらい前は「社会は自分のことをわかってくれない小説」が圧倒的に多くて落とされていると噂になっていたもので、私はそれなら絶対に無理だなあと考えていたしいまでも考えているのだった。
 ジョージ・ミラーの『マッドマックスFR』やアキ・カウリスマキ『枯れ葉』など、素人が下手に手を出すと危険でしかない、単純な構成の作品をすごくうまく創る技術には以前からあこがれていたが、ひょっとしたら「バケモン」はその部類の作品か

 誰も関心のないポエトリーリーディングだが、玄月氏のバー「リズール」でオープンマイクをやるようになったらしく、私もそのうち参加していいですかとInstagramで許可を取ったのでがんばっていきたい。とりあえず長らくさぼっていた詩集読みを再開。詩の同人誌とか探すべきなのだろうが、20年ほど前に当時小野十三郎賞を獲った某詩人T氏から「詩を書く人間が小説を書くと名品が生まれるが、小説書いてる人間が詩を書いたところでクズしか生み出せない」とか「小説からはじめた時点でセンスがない」とか三人がかりぐらいで面と向かって言われつづけたのがトラウマで、怖くて詩人と交流できないのであった。詩人、怖い。
 だから私ごとき人間はおとなしく歴史家かつ言語学者かつ小説家を目指しますが、ポエトリーリーディングはやっていきたいです。目標はブコウスキーです。冗談です。怒らないでください、詩人さん。ああ、怖い。

 そんな私が作品を発表している『白鴉』34号をよろしくお願いします。各種SNSのDMやメールでお問い合わせいただければ、頒価500円+送料手間賃200円で私から直接買えます。9月8日の文学フリマ大阪で買っていただければ500円のみで買えます。私の収入にはなりませんが。私の作品は「メッツェンバウムは届けられた」というタイトルです。
 当日はアイスコーヒー発行の『反省しない犬』vol.4にも私の作品「おいしいオレンジジュースの作りかた」が世に出ますので、いまのうちに1作読んでおくというのもいいかもしれません。

 図書出版クレインの文氏より34号の礼状。私の作品について、暴力性以上の破壊性を期待される。


さいきん読み終えた本
金東椿『韓国現代史の深層──「反日種族主義」という虚構を衝く』(梨の木舎)


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