白鴉例会と金由汀と『地に舟をこげ』と『抗路』と徐京植と

 12月23日、白鴉例会。3作。白鴉OBである金由汀氏の短篇集を受け取る
 終了後、忘年会を兼ねての呑み会。焼き鳥屋。次号34号は作品数が倍増しそう。するのかな。するでしょう。すると思います。しますよ。外部合評大変だね。
 帰り、金由汀氏の連絡先を教えていただく。家まで招かれてWordの操作法を教えた仲なのに、10年以上前に退会されてからまったく知らなかったのであった。さっそく連絡とってやりとりしたところ、「夢の淵」として『地に舟をこげ』に連載された作品を一冊にまとめた『セーチャメ』も送っていただけることに。済州島の海女三姉妹の話でした、たしか。完結されたら読んでみたいと思っていたのでうれしいところですね。『地に舟をこげ』といえば深沢夏衣氏で、作品集を読んでおりますが、短篇集の巻頭に置かれている「たまゆら」はクレイン発行の『抗路』に載っていたらしい。『抗路』最新号は購入させていただいておりますが、まだ読めていません。
 済州島の海女といえば内田樹が手抜き書評を書いたことでおなじみのホ・ヨンソンの詩集『海女たち』。3年前に読んでおりますね

 19日に徐京植氏死去のニュース。いつだったか『在日朝鮮人ってどんなひと?』を読んで以来、気にしつつも今年10月にようやく『徐京植評論集3 日本リベラル派の頽落』を読んで感銘を受けた矢先のことだった。関連してプリモ・レーヴィもまた読まなければなと考えていたらガザのことが起こり、そうなると4月に読んだ『記憶/物語』の記憶が新しい岡真理氏がまた浮上してきたりとなんだか忙しい、と何を書きたいかわからなくなってきたけれども、連続していく問題に対峙していくためにも、『徐京植評論集』の2と1を心して読みます。


さいきん読み終えた本
川原繁人 feat.Mummy-D・晋平太・TKda黒ぶち・しあ『言語学的ラップの世界』(東京書籍)
トーマス・ベルンハルト『息──一つの決断』(松籟社)

さいきん観た映画
『市子』(戸田彬弘)シネ・リーブル梅田
『ほかげ』(塚本晋也)シネ・リーブル梅田
『NO 選挙,NO LIFE』(前田亜紀)第七藝術劇場
『ガザ──素顔の日常』(ガリー・キーン/アンドリュー・マコーネル)第七藝術劇場


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