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知性と人間力を養う中国古典への招待

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多くの中国古典の名著の紹介を通じて、仕事でも実生活に役に立つ学びを共有したいと思っています。
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#組織

組織運営の五大要件とは

組織運営に正解はないと思いますが、目指すべき方向性は時代を超えて不変の真理があり、そのこ…

【セミナー告知】第5回リベラルアーツ勉強会のお知らせ/中国古典に学ぶ 争わない生…

リベラルアーツをテーマにした定期勉強会、第5回のご案内です! 今回は、新たに勉強会主宰メ…

先週特にスキを集めた#人事の仕事の記事に選んで頂きました

中国古典の啓発記事を#人事の仕事の数ある記事の中で選んで頂けました。 本当、ありがたいこ…

マネジメントの悩みは中国古典の知恵がだいたい解決してくれる

中国古典は、多くの方々に歴史書としてのイメージを抱かれることが多いですが、実はその本質は…

「論語と韓非子」セミナーを講師として振り返るー組織運営の哲学とバランスの重要性

先日、「論語と韓非子― 水と油の組織観」というテーマでセミナーを開催させて頂きました。ご…

「出師の表」に学ぶナンバー2のフォロワーシップ

三国志の時代、蜀漢の名宰相・諸葛孔明(以下、孔明)は、魏との最終決戦である北伐を決意し、…

言葉を慎むことの価値/舌是斬身刀

私たちは日常生活の中で無数の言葉を使いますが、言葉は他人とのコミュニケーションを円滑に進め、理解を深める手段となるものの、逆にその言葉が禍いを招き、予期せぬトラブルを引き起こすこともあります。 中国古典でももちろんその指摘がありますが、どれだけ時代が変わろうとも言葉を介して他人と関わり合いになる以上、言葉の扱い方にはどんな時でも慎重であることが賢明です。 この言葉は中国の五代十国時代、5つの王朝11人の君主に宰相として仕えたといわれる馮道(ふうどう)の言葉です。彼はその激

【セミナー告知】第3回リベラルアーツ勉強会/「論語」と「韓非子」― 水と油の組織観

リベラルアーツをテーマにした定期勉強会、第3回のご案内です! 今回は、私が講師担当で、中…

頼られることで部下は成長する/信頼が生む職場の力

私たちの多くは、リーダーシップとは「自分一人で全てを担うこと」と考えがちです。しかし、本…

最高のリーダーは何もしない/十八史略、老子

リーダーシップについて考えるとき、多くの人が頭に浮かべるのはカリスマ性を持つ強力なリーダ…

会社の成長を支えるナンバー2の育て方 vol.95 権限なくして責任なし/伸びる組織は権…

「権限なくして責任なし」と言います。与えられた職責を全うするためにはその職責に相応しい権…

セミナー資料制作中…

先日告知しましたセミナーのレジュメを現在コツコツ制作中です。 特に歴史を題材にしていると…

【セミナー告知】貞観政要から学ぶ「リーダーとしての在り方」無料セミナー

懇意にさせて頂いている経営コンサルタントの河村さんが主催されている「幹部塾」でゲスト講師…

ナンバー2人物史 凡庸なトップを覇者にさせた名宰相 管仲

管仲(かんちゅう)は、中国の春秋時代に斉の国の宰相として活躍した政治家で、今から2600年以上も前の人です。凡庸な君主に過ぎなかった桓公を覇者に押し上げた中国の歴史上屈指の名宰相と評価されている人物です。 管仲自身のことは知らなくても、「管鮑の交わり」や「衣食足りて礼節を知る」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。 管仲の実績を簡潔に解説すると、弱小だった斉の国の宰相として、内政改革や外交戦略を展開し、斉を強国にし、君主である桓公を中原の覇者にしたとい