言葉を慎むことの価値/舌是斬身刀
私たちは日常生活の中で無数の言葉を使いますが、言葉は他人とのコミュニケーションを円滑に進め、理解を深める手段となるものの、逆にその言葉が禍いを招き、予期せぬトラブルを引き起こすこともあります。
中国古典でももちろんその指摘がありますが、どれだけ時代が変わろうとも言葉を介して他人と関わり合いになる以上、言葉の扱い方にはどんな時でも慎重であることが賢明です。
この言葉は中国の五代十国時代、5つの王朝11人の君主に宰相として仕えたといわれる馮道(ふうどう)の言葉です。彼はその激