きたせん

本当に大切な話は、講義のあとの懇親会で聞ける

中小企業診断士が支援企業に入り販促策を考える場合、その会社の商品(製品やサービス)について「どうやってアピールするか、認知度を高めるか」を検討するのは避けて通れない話です。

先方にもそう提言するし、自分でも頭をひねる。少なくとも、試験で問われたらそう答えるはずです。じゃなきゃ合格してないでしょう。
ところが、診断士の中には自己アピールするのが「恥ずかしい」とか「照れくさい」とか言う人が結構います。そういう行為に背を向ける。気分はわかります。自己アピールは恥ずかしいことだという空気が日本にはありますから。

でも、診断士にとっての商品は「自分」です。自己アピールをしないということは、支援先にやれと言っていることを自分ではやらないのか、という話になります。

資格は社内で活用するために取った、社外の活動はしない、というならそれで構いません。しかし「どうやって支援案件を得ているのですか?」と質問してくる人は何かしたいわけですよね。だったら、アピールしないと。自分がどういう人間か、どんなことができて、どんなことがしたいのか。周囲に理解してもらわないといけないと思います。

会費を払えば協会から仕事が降ってくる、わけはありません。業界団体に加盟すると仕事をもらえるのか、っていう話です。

もちろんアピールの場が、飲み会だけとは限りません。人それぞれ、事情があるので、万人が飲み会が向くわけではないのです、が、何かをしないと伝わらないことに変わりはありません。研究会に出て、おとなしく話を聞いて、飲み会にも出ないで帰ってしまえば、誰もその人の存在を気に留めないでしょう。

「棚から牡丹餅」を狙うにしても、牡丹餅が落ちてくる場所にちゃんといないとダメなんです。

本気で仕事を取っていきたいと思っているなら、そこは真剣に考えないともったいないと思います。
PS
このブログ記事

に触発されて書きました。

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