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赤ちゃんはいつから大人と一緒に入浴してよいの!?

こんにちは、ひろです!
現在、小児科医として働いており、日々精進中です!
病院で関わる方以外にも、多くの人に自分の記事を読んでいただきたいと思い始めました。
少しでも子育てに不安や迷いが生じている、そんな方に向けた記事を作っていきたいと思います!
さて、本題に入ります。
1か月健診の際に、よく保護者の方から下記のようなご質問を受けます。
「いつから一緒にお風呂にはいってよいのですか?」
このことに悩んでいる方は実際多いのはないのでしょうか。
この記事では

● 生後〜1歳までの赤ちゃん(乳児)に関する入浴

について、解説していきます!


1. 沐浴と入浴の違い

沐浴は、髪や体を洗うことを意味します。一般的には、沐浴の際にベビーバスを使用することが多いでしょう。沐浴は、浴室でなくてもキッチンや洗面台でも行うことができます。
入浴は、お風呂の浴槽につかることを意味します。


ベビーバスでの沐浴のイメージ

2. 大人と一緒に入浴開始のタイミング

2-1. 臍脱→臍が乾燥してから(生後1か月後)

人が入った浴槽には雑菌が多いです。生後1か月の間、臍脱(臍の緒がとれること)して臍が乾くまでは、臍炎という感染症のリスクが高いです。

臍脱は生後1週間程度で起こります。遅い場合は3週間かかります。臍脱した臍の上に、1〜2週間程度で徐々に乾燥した皮膚が形成されて臍が乾燥していきます。この経過で生後から1か月かかるため、目安として1か月健診までの間は入浴は控えるべきです。

2-2. 赤ちゃんの沐浴に保護者が慣れてから

感染症に気をつけるだけではなく、生後1か月の赤ちゃんはまだ首が座っていないため、まずは沐浴に慣れてから入浴させるのが良いです。赤ちゃんを清潔に保つのは大事ですが、沐浴でも十分であり、慌てる必要はないのです。

3. 入浴の注意点

3-1. お湯を清潔に保つ

これは言うまでもありませんが、上記でも触れた通り、人が入った後の浴槽は雑菌が多いです。毎日洗い、清潔に保つことが望ましいです。

3-2. 体温管理に気を付ける

生後1か月の赤ちゃんは体温調節能が十分には備わっていません。お湯の温度は適切な温度にする必要があります。沐浴と同じく、目安として夏は38度、冬は40度くらいが良いでしょう。また入浴後濡れたままでは、体温が低下しやすいので脱衣所の温度は20度程度とし、素早くタオルで水気を拭き取りましょう。


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