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大好きなものへ(2022.11)

 何で好きなの?と聞かれるといつも戸惑ってしまう。面白いとか楽しいとか、そんなありきたりなことしか出てこない。まぁ好きに理由はないですから、うまく説明できる必要もないけれど。

 先日の日本シリーズを持って、2022年度のプロ野球は閉幕した。応援しているチームが優勝することはできなかったものの、いち野球ファンとして存分に楽しませてもらった。オリックスバファローズ優勝おめでとうございます。ペナント終盤同様、追い込まれてからが強かった…!

 応援していたチームはまさにあと一歩のところでリーグ優勝を逃した。悔しい思いをしたものの、優勝を逃した次の日の朝には「もう明日から野球は見れないんだなぁ」と寂しく思う自分がいて、つくづく野球が生活の一部になっていることを実感した。
 大好きな車を運転しながら、窓を開けて夜風を浴び、野球中継を聞いて帰宅する時間が1日の中でものすごく好きな時間だった。それがなくなると思うとやっぱり寂しい。私は毎年シーズンオフをどうやって生き抜いているのだろうか。あぁ、来シーズンが待ち遠しい。。

 自制していたこともあり、昨年は1度も球場には行くことができなかったが、今年は3度足を運ぶことができた。中でも楽天の本拠地、仙台にある楽天生命パーク宮城に行けたことは1番の思い出。
 ベースボールパークというだけあって、球場周辺に広場があり、そこには観覧車やメリーゴーランドなどがあった。また、私が行った時には「東北6県祭り」というイベント期間中で、東北のお祭り(仙台七夕まつり、青森ねぶた祭など)の飾りがあったり、お祭りさながらの出店(金魚すくい、射的など)もあって、野球がそこまで好きでなくても、友達や家族、恋人、みーんなで楽しめる場所だなと感じた。野外球場ということで、ドームとはまた違った良さがあり、特にナイターは夜がどんどん近づいて涼しくなってゆく感じが心地よいし、風を浴びながら食べるご飯は言わずもがな最高だった。
 球場は割とコンパクトな印象。外野席でも十分に野球を楽しめた。楽天の応援タオルって一人一人色が違うらしく、客席から見ていて圧倒された…!

 観戦当日、空港についてからもずーっと雨が降っていたのに、試合前には持ち直して、夕焼けも見えるくらいになって、自分の運の強さを実感した!のも束の間、土砂降りの雨で何度も試合中断…。ただそれがまた楽しかった!雨に濡れながら試合を見てるとだんだんテンションが上がってきちゃったり。試合中断中に出てくる球場整備の人たちの動きが機敏すぎて感動して、濡れてるからってタオル貸してくれた隣のお兄様も優しくて嬉しかったし、なんかもう至れり尽くせりで、心も体も満たされた楽しすぎる1日だった。

 1人でも楽しいんだから、誰かと行ったらこの上ないくらい楽しいに違いない。球場併設の観覧車にも1人で乗りました。楽しすぎましたし、はしゃぎすぎました。来年も行きたいな。今まで興味なかったけど、楽天のファンにもなりました(少し)。こうやって、パリーグが、野球が、どんどん好きになるんでしょう。

最寄駅からお出迎え⚾️
はしゃぎすぎてブレ。

 来年は日ハムの本拠地が札幌ドームから新球場、エスコンフィールド北海道へ移転する。その他、まだまだ行ったことのない球場にも是非とも足を運びたい。球場ごとにいろんな良さがあるからこそ、良さを経験できていない球場がまだまだたくさんある!というところにワクワクが止まらない。

 冒頭の質問(何で野球が好きなの?)はよく聞かれる。正直答えるのに困るけど、日々生活していて、興奮と感動および緊張と緩和っていうジェットコースターのような感情になることってあまりないから、そういうのが楽しいんじゃないかな。あと、野球を好きなことで、職場の方ともお話しできるのは、楽しい。

 野球を見ていていつも引っかかる言葉があって。それは選手がエラーした時にファンが言う「プロなんだから」という言葉。これ、めちゃくちゃわかる。エラーした選手、それがまた失点に絡んでると尚更言いたくなったりするもの。でも社会に出て働いて、少なくともお金をもらっている以上、新人だろうが、ベテランだろうが、他の人から見ればそこで働く人には変わりはない、その道のプロなわけで。だからこそ出来ないとかやったことないなど言い訳にしないようにしないと、といつも気が引き締まる。

 ひとまず、野球選手の皆様方、約半年間に及ぶ長いシーズン、お疲れ様でした。日常の楽しみをありがとうございました。また来シーズンに向けて、怪我なく健康に練習に励んでいただけたらと思いますし、シーズン中に出来なかったことを思う存分楽しんでほしいなと思います!


※2022年11月に書いたものの、下書きに保存したままとなっていたnote。もうすぐ24年シーズンの開幕!

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