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ビジョナリーと経営者の違い

良記事。

私はUBERやLYFTなどのライドシェアリング事業同様にテスラに関しても悲観的意見を持っている。テスラに関して悲観的になる理由はライドシェアリングがもつ事業的問題(別稿)とは異なり、この記事にあるようにまさにマスク氏が稀代のビジョナリーであり、それが故に経営者としては失格かも知れないという点。

スタートアップでもファウンダーが長く経営トップを張り続けてしまったが故に失敗・廃業することになったケースが多く見られる。1つはファウンダーが自身の生み出したプロダクトへの、そして多くの人に賞賛されるようになったが故の過剰な愛情が経営判断を狂わせるのだ。マスク氏の場合にはそういうわけではないだろうが、記事にあるようにビジョンの為に足元の経営を犠牲にしている要素はあるだろう。また、テスラの事業自体は自動車の販売業であり、いかにそのプロダクトが先鋭的で斬新でもオーソドックスで堅実な経営が必要な事業である。成長の為の赤字なのであれば、成長の代償としての赤字である事を証明する為の成長を見せる必要があるが、成長が鈍化するまでに黒字化への道筋をつける必要がある。


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