【良記事】正確なロジックが作り出す「公正さ」の歪み

保険やSNSなどの”正確な”ロジックに共通するのは、”統計的処理”であり過去に起きた事実は正確なのだからそれらをベースとして”正確に”計算された結果もまた正確であるというもの。これを適用すれば、過去から現在、未来が線形的に確実性の高いものとなるだろう。言い換えれば、敗者はより敗北するし、勝者はより勝利する。問題はそれは「公正」とは異なるという事だし、「公正」はその状態を定義しにくいという事。

以下に本質が集約されている。

"問題は、公正という概念は、単体で完結するシンプルな数学的定義に落とし込むことはできないという点だ。公正さは社会的かつ動的なのであり、統計的なものではない。完全に達成することは不可能だし、民主主義の下での監視と議論によって常に改良されていくべきものなのだ。"


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