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AIRFOOTWORKSの鉄棒ダンスに見出す新たなジャンルの誕生?

こんにちは、はらだです。

AIRFOOTWORKSの鉄棒ダンス、ご存じですか?

鉄棒を使った新たなショー、いわゆる「AIRDANCE(鉄棒ダンス)」を追求すべく、AIRFOOTWORKSというダンスユニットが結成されました。

近年SNS等のソーシャルメディアで話題になり、
今年の夏にはAmerica’s Got Talent(AGT)にて出場・決勝進出していました。↓公式X(旧Twitter)

ところでこのエアダンスこと鉄棒ダンスは、
よく「世界で初めて」「唯一無二」「新しいパフォーマンス」
とメディアで紹介されていますが・・・

具体的に何が
「世界で初めて」で「唯一無二」で「新しいパフォーマンス」
なんでしょうか?


例えば
鉄棒を使ったパフォーマンス、ならご存じオリンピックの体操競技でもあります。(下記引用)↓

鉄棒を使ったダンス、であればプルアップダンスが既にあります。(下記引用参照)
↓フィリピン版ゴッドタレント、Pilipinas Got Talent(2018)のプルアップバー


AIRFOOTWORKSの鉄棒ダンス(エアダンス)は、

どこに新しさや独創性があるのでしょうか?


調べてみました。

↓発案者であり、リーダーの上西隆史氏のインタビューにて。
(複数他メディア引用)

これら引用から読み取れるキーワードは
「エアダンス」
「自重トレーニングにエンターテイメント性やアート性をプラスした『新しいジャンル』」
「鉄棒を使ったパフォーマンス」
「『音楽』に焦点」
「ストリートワークアウト」
「無重力」
「アート」

です。

AIRFOOTWORKS鉄棒ダンスとはつまり、

「ストリートワークアウト」に分類される「自重トレーニング」「鉄棒を使ったパフォーマンス」に、
「ダンス」として「音楽」に焦点を当て、さらに「エンターテイメント性」「アート性」をプラスした、

「エアダンス」と呼べる「無重力」を表す「アート」

だということです。

これら全てのキーワードの要素を含んでいるのが、
AIRFOOTWORKSの鉄棒ダンスの「世界で初めて」「唯一無二」「新しいパフォーマンス」たる所以です。

特に注目すべきが、「ダンス」であり「アート」であるという所。

・オリンピックの体操であれば、鉄棒を使ったパフォーマンスはありますが、鉄棒競技はダンスとは言いません。
プルアップダンスはダンスとは言えますが、元は自重トレーニングの1種であり、必ずしも鉄棒パフォーマンスそのものより音楽や演出を重視する訳ではありません。

つまりAIRFOOTWORKSのエアダンスは、「鉄棒パフォーマンスによるダンス」であり、「音楽や演出にもこだわるアート」であり、独創性がある。

という結論になる訳です。

そして独創性があるということは、あるジャンルを確立する可能性があるということです。

鉄棒競技とダンスの分類をベン図に表してみました。↓

AIRFOOTWORKSのダンスはいかにも(ダンス)


ダンスというのは定義の難しいところで、一般的な運動と違い、時には音楽や芸術性などただ身体を動かすだけではない所が求められます。↓


そういう意味でもAIRFOOTWORKSの鉄棒(エア)ダンスは、独創性を追求する新しいジャンルであり、とっても魅力的で、真似したがる人もこれからどんどん増えるかもしれません。

となると、AIRFOOTWORKSが生み出した

『ダンス×無重力×アート』は、

(ブレイキンやアイスダンスのように)1種のダンス・スポーツ競技として確立するかもしれません。

夢が広がりますね。

創作活動にもよく問われることですが、何に対しても起源やモデルはあるものです。
ですが一つでも「誰もやってない」「唯一性がある」ものがあれば、

それは独創性になるのでしょう。

読んでくれてありがとうございました。
運動音楽も、心身の健康には必要ですね。

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