4/22 逆張りポエム
インターネットは思想の強い発信に溢れている。
そしてそれを面白がる人間がたくさんいる。
そういったものに本気な人と冗談として楽しむ人々がいるだろうが、僕はそのどちらにもならないように気を付けている。
取り敢えずドミナントなものに負けないようにしたいと考える癖があるんだろう。つまりは逆張りだ。
真の自分の意見とはなんだろうか。
我々は遺伝子という生物学的な文脈のほかに、言語を伴った知識や思考の文脈を引き継いでいる。
思考・思想は特に後者の潮流から逃れることはできない。
自分の思考や行動は常にその文脈から生じる結果であり、模倣に過ぎない。
脳の神経回路は思考や行動の源泉であるが、その基盤は常に我々を遺伝や社会といった文脈で縛りつけて制約を課す。
何が自己と他者を区別し、何が自己を自己たらしめるのだろうか。
逆張りは大多数と逆の立場をとることで自分の像をクリアにするが、筋がない。虚しい。
大衆に迎合しないことをアイデンティティとするのではこの虚しさから逃れられない。
虚しさと付き合い続けてまで自己を保とうとするか、大衆と迎合して集団の中に身を置く浅はかな安心感で満足するか
無とは一体・・・うごごごご!
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