やってるやつは、普段からやってる。(2021年12月2日)

12月1日、茨城県つくば市にある『Tsukuba Place Lab』の5周年イベントのひとつに参加させてもらいました。代表の堀下さんとは、僕が前職でコワーキングのマネージャーをしていた頃からのお付き合い。長野にもよく来てくれて、イベントも何度か一緒に企画させてもらいました。

僕がコワーキングを離れた後も、それぞれが挑戦する人の支援の一環として行っている、クラウドファンディング実施支援の文脈で定期的にお話させてもらっています。今回のイベントのテーマは『コロナ禍における地方の可能性』でしたが(壮大!!)、大筋は昨今のクラウドファンディングの話をさせてもらいました。

YouTubeにアーカイブが残っていたので興味のある方はぜひ。(僕の声が聞きづらいかもしれないです)


口頭だとけっこうオブラートに包んだ話し方をしてしまう傾向にあるようで、自己の深堀りがよくできている方とお話すると、深いところを探られる。引き上げられた言葉が口から発せられたことで、気付きの多い時間になりました。堀下さん、ありがとうございました。

「どうしたらクラウドファンディングって成功するんですか?」みたいなことをよく聞かれるのですが、とても単純で、クラウドファンディング以外の期間になにをやってきたか、なにをやっていきたいのか。これに尽きます。

クラウドファンディングって「これをやっていきます!」というのを声高に伝えていくのが性質上は大切になるのですが、まだやっていないもの、事象・物質として存在しないものを応援してもらうには、信頼と根拠が肝心です。

どんなステップを踏んできたか、どんな関係を築いてきたか。せいぜい2〜3ヶ月のクラウドファンディング期間中に訴えかけられるものよりも、それ以前になにをじっくりと育んできたのか。その過程を経て、どんな種を新たに植えていきたいのか。過去の傾向を見ていても、単純に支援をお願いし続けるより、自分がなにをしてきたのかを丁寧に伝えている人のほうが応援の輪が広がっています。

要するに、やってるやつは、普段からやってる。クラウドファンディングは”やってる感”を出しやすいけど、やってるやつは、そのあいだも、見えないところでただひたすらやってる。ああ、やってかねばなあ。やってきます。


ハタコシ


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